スロウ・ステーション vol.10 （スーパーノア、おとぎ話、井上陽介）＠京都磔磔 2013-506 [音楽]
京都のギターバンド、スーパーノアの対バン企画イベント。今回で10回目、とのこと。
満を持して、ゲストは、おとぎ話、井上陽介（Turntable Films）。
トップバッターは、アコギで弾き語り仕様の井上陽介。今日は他の２人のバンドメンバーの都合が付かなかったため、ソロでの出演となったとのこと。
「Won't Let You Down」で始まって、バンドの曲とソロの曲を交互で演奏。バンドの曲はほとんどが英語詞なのに、ソロの曲は日本語。バンドの曲「Summer Drug」が、かっこ良かった。
それと、大ファンというアメリカのブルース・ギタリスト（名前忘れた）のカバーを１曲披露。・・・誰が見ても、なかなかの苦戦振り。
最後は、くるりの「ハイウェイ」カバー。オーソドックスな弾き語りカバーなのに、原曲がフラットなので、何か妙にエモい感じだった。
次に登場したのがおとぎ話。
スーパーノアが、彼ら自身が主催するイベントにおとぎ話を招へいし、おとぎ話がそれに応じたことは、両バンドのファンとして、純粋に嬉しい。
新曲「王様にはならない」で開始、「ネオンBOYS」、「鍵」と続いた前半、特にこの日は「鍵」のメロディラインにグッと来てしまう。
「世界を笑うな」「COSMOS」「光の渦」と、最近のミディアム・ナンバーを固め撃ちで、彼らの本領が熱く鈍く発光するような、ひたすら聴かせるセットリスト。めちゃかっこいい。
ラストナンバーは、「Otogivanashi Will Never Die!!!!」。この曲の変テコなパワー・ポップ感は、彼らの音楽性の本質の一つだと思う。
磔磔で21時という時間制限がシビアなせいか、余りMCも挟まずにストイックに演奏に専念した感のある、この日のおとぎ話だった。
最後、ホスト・バンドのスーパーノア。
未音源化の新曲、サビでAbout to die、と歌う静かな曲でスタート。
その後もこの日は、新曲披露がメインのセットリストだった。どの新曲も良くて、新しい音源は（いつになるんだろう）大いに期待できそうな感じ。
新曲の合間に、「ギフト」「穴」「ペダル」といった既存曲もバッチリ。どの曲も、曲もいいんだけど、やっぱりこのバンドは演奏が良い。名演、満喫。
サポートで入ったドラムスの人が強力で、彼のドラム・ワークはバンドの熱くエモーショナルなグルーヴを牽引。
ロックバンドを生で観る、それは結局は、彼らが一体となってその場で発する渾身の音楽に対峙する、ということ。当たり前だけど。
私を含む多くの人間が、音源を聴くだけに飽き足らずに、ライブに足を運ぶことに病み付きになってしまう理由。この日もそれを確認することが出来たのは幸せ。
終盤で演奏した、white light、と歌うミディアム・テンポの新曲は渾身の力作で、その曲の次、本編最後を飾ったのが、もはや代表曲の「リリー」。つくづくヒット・ポテンシャルの高い曲。この曲が多くのロックファンのアンセムになれば良いと思う。
そういや女性の名前がシンプルにタイトルになっている曲は、名曲率が高い。
アンコールで、ステージに出て来たはいいけれど、vo/gtの井戸さんが、「さっきの演奏でギターの弦が切れてしまって・・・」と言うと、楽屋口の階段にいたおとぎ話の有馬さんが、オレのギター貸すよ、と。
そのギターでかき鳴らされた、この日最後の曲は、ジワジワと上昇していくような「雨の惑星、ステレオの向こう」。熱い。
この日は、ギターロックバンド、万歳！ な夜。でした。磔磔にて。
満を持して、ゲストは、おとぎ話、井上陽介（Turntable Films）。
トップバッターは、アコギで弾き語り仕様の井上陽介。今日は他の２人のバンドメンバーの都合が付かなかったため、ソロでの出演となったとのこと。
「Won't Let You Down」で始まって、バンドの曲とソロの曲を交互で演奏。バンドの曲はほとんどが英語詞なのに、ソロの曲は日本語。バンドの曲「Summer Drug」が、かっこ良かった。
それと、大ファンというアメリカのブルース・ギタリスト（名前忘れた）のカバーを１曲披露。・・・誰が見ても、なかなかの苦戦振り。
最後は、くるりの「ハイウェイ」カバー。オーソドックスな弾き語りカバーなのに、原曲がフラットなので、何か妙にエモい感じだった。
次に登場したのがおとぎ話。
スーパーノアが、彼ら自身が主催するイベントにおとぎ話を招へいし、おとぎ話がそれに応じたことは、両バンドのファンとして、純粋に嬉しい。
新曲「王様にはならない」で開始、「ネオンBOYS」、「鍵」と続いた前半、特にこの日は「鍵」のメロディラインにグッと来てしまう。
「世界を笑うな」「COSMOS」「光の渦」と、最近のミディアム・ナンバーを固め撃ちで、彼らの本領が熱く鈍く発光するような、ひたすら聴かせるセットリスト。めちゃかっこいい。
ラストナンバーは、「Otogivanashi Will Never Die!!!!」。この曲の変テコなパワー・ポップ感は、彼らの音楽性の本質の一つだと思う。
磔磔で21時という時間制限がシビアなせいか、余りMCも挟まずにストイックに演奏に専念した感のある、この日のおとぎ話だった。
最後、ホスト・バンドのスーパーノア。
未音源化の新曲、サビでAbout to die、と歌う静かな曲でスタート。
その後もこの日は、新曲披露がメインのセットリストだった。どの新曲も良くて、新しい音源は（いつになるんだろう）大いに期待できそうな感じ。
新曲の合間に、「ギフト」「穴」「ペダル」といった既存曲もバッチリ。どの曲も、曲もいいんだけど、やっぱりこのバンドは演奏が良い。名演、満喫。
サポートで入ったドラムスの人が強力で、彼のドラム・ワークはバンドの熱くエモーショナルなグルーヴを牽引。
ロックバンドを生で観る、それは結局は、彼らが一体となってその場で発する渾身の音楽に対峙する、ということ。当たり前だけど。
私を含む多くの人間が、音源を聴くだけに飽き足らずに、ライブに足を運ぶことに病み付きになってしまう理由。この日もそれを確認することが出来たのは幸せ。
終盤で演奏した、white light、と歌うミディアム・テンポの新曲は渾身の力作で、その曲の次、本編最後を飾ったのが、もはや代表曲の「リリー」。つくづくヒット・ポテンシャルの高い曲。この曲が多くのロックファンのアンセムになれば良いと思う。
そういや女性の名前がシンプルにタイトルになっている曲は、名曲率が高い。
アンコールで、ステージに出て来たはいいけれど、vo/gtの井戸さんが、「さっきの演奏でギターの弦が切れてしまって・・・」と言うと、楽屋口の階段にいたおとぎ話の有馬さんが、オレのギター貸すよ、と。
そのギターでかき鳴らされた、この日最後の曲は、ジワジワと上昇していくような「雨の惑星、ステレオの向こう」。熱い。
この日は、ギターロックバンド、万歳！ な夜。でした。磔磔にて。
2013-05-06 23:48
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by NeooBat (2019-10-24 09:45)