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野宮真貴、ピチカートファイヴを歌う 2019-11-26 [音楽]

学生時代に大ファンだったピチカートファイヴ。今聴いてもセンスの塊としか言えないくらいの彼らの楽曲。2001年に彼らが解散してしまった頃にはさほど熱心なファンではなくなっていたのですが、今回、野宮真貴さんがピチカートの曲オンリーでライブを行うというので、遂に「メッセージソング」聴けるかも、或いは「サンキュー」「万事快調」「悲しい歌」聴けるかも(どれも当時死ぬほど大好きだった曲)、と期待と妄想が膨らんで滑り込みでチケットをゲットし、平日の夜に梅田まで出かけた。ビルボード大阪の第2部の方、21:30開演。勤務地から梅田は遠いけど、無理なく参加できる時間帯で本当に有難い。

この日は1部も2部もソールドアウト。2DAYS×2部公演の東京ビルボードも完売。凄い、いや当然か。キーボード、ギター、ベース、ドラムスのオーソドックスなバックバンド編成でステージに登場した野宮さん、「私のすべて」が1曲目! 出だしのナンバーとしてこの曲は完璧。そのオシャレ感が懐かしいやら嬉しいやら、と思ってたら、続く2曲目で早速、超ファンキーな「万事快調」!!!そして「ハッピーサッド」!! 嬉しい! 楽しい! 来て良かった本当に!!!とゆう気持ちになった。これが多幸感というやつか。
高浪敬太郎さんのペンによるの「Baby Love Child」も懐かしかった。

衣装直しで野宮さんが再登場し、これまた懐かしくて堪らなくなってしまう「Baby Portable Rock」に続いて、野宮さんが特にやりたかった曲として披露されたのが「きみみたいにきれいな女の子」「メッセージソング」「悲しい歌」の超名曲3連発。「メッセージソング」のギターのイントロが鳴った時に、そして「悲しい歌」のイントロが続いた時、もう信じられない気持ちで胸が一杯になった。特に、まさか本当に「メッセージソング」が、20年越しで、初めてライブで聴けるなんて。これは何かのご褒美なの?

当時、シングルでしか発表されなかった「メッセージソング」は、ピチカートファイヴの(当時の)パブリックイメージを思いきり裏切った、畳み掛けるようなBPMのドラムとラウドかつブルージーなギターサウンドに彩られたロックナンバーで、ちょうど良い機会なのでハッキリ宣言させてもらいますが、ワタシが生涯で一番好きな曲は、これか、フィッシュマンズ「ナイトクルージング」か、そのどちらかなんです。「悲しい歌」もまさに小西康陽なメロディとリリックの名曲で、当時本当に大好きでした。今でもね。

という訳で、「メッセージソング」「悲しい歌」は本当に感無量。
そして「マジックカーペットライド」でこの日の本編は終了。

もちろん、”ピチカートと言えば”の、あの曲もこの曲も未だ全然やってないじゃん、という全員の胸の中の想いに応えるかのようなアンコール(というかこれは第二部)で、「東京は夜の7時」でお客さん総立ち!その後「Sweet Soul Revue」から「Twiggy Twiggy」に至るまでの怒涛のダンスナンバーメドレーで、ビルボードは紳士淑女達の一大ダンスフロアになっちゃった!このマッドな感じもまたピチカート!

そしてダブルアンコールで、満を持して「陽の当たる大通り」。この曲は本当に泣きそうになるね。
学生当時聴きまくっていた曲の数々を聴くことができて、この日は自分にとって一生に一度の日となった。野宮さんには後光が指してた。シンガー/パフォーマーとして、野宮さんは特別。

ピチカートファイブは私にとって、それが自分にとって大好きな音楽だったら、他人が何と言おうと大好きでいいんだ、という当たり前のことを教えてくれた存在。そして今に至る、って感じなのですが、それはともかくとして、ピチカートファイブの楽曲は今聴いても全く色あせない感じがします。これからも思い出したように何度も聴き続けるのだろう。

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