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ロマンスドール [映画]

好きな映画監督の新作は必ず映画館で観たいと思っているクチです。タナダユキ監督の新作が近所のシネコンでも公開されて観に行った。高橋一生と蒼井優が主演。タナダユキと蒼井優と言えば「百万円と苦虫女」ですやん! つい最近の映画のような気がするが、もう10年以上前。

事前情報ゼロで観に行ったので、ラブドールの話でびっくりした。そうか今はラブドールって愛玩物であり、芸術作品なんですね。そんな最先端のラブドールを、ものづくりの対象として非常に真面目に取り扱っていて、しかしその目的もキッチリ押さえている(胡散臭さ満点のピエール瀧の演技で)のが、とても真摯に感じる。ラブドールを扱いながら、物語のテーマが実は混じり気なしの純愛、というのが、また良い。あとこのストーリー、男の監督だったら私は結構ドン引きしたと思うんですが(是枝監督の「空気人形」は何かダメでした)、女性監督という事で、丁度いい塩梅に希釈(?)された感じ。淡い色調で統一された映画のルックもいい感じ。

主演の二人も素晴らしいのですが、きたろうさん他、脇も素晴らしい。ピエール瀧はいい役者だと再確認。ナチュラルな演技のハマケンも。そして最高だったのがエンディングテーマのネバヤン。映画の世界観にぴったりの曲調で、びっくりするほどの名曲で、余韻がもう・・・ハンパなかったッス。
もう1回観たい。

個人的評価 4.5点/5点満点

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