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カツベン! [映画]

「Shall We ダンス?」が大好きで、もちろんその後の周防作品もずっと追い掛けてきたけれど、本作は個人的に久々の大当たり。美女と悪女と悪漢が入り乱れての明快なエンタテインメント性と、古き良き時代へのノスタルジー。その2点を追求した結果の完成度の高さがとにかく痛快で、心の底から楽しみました。

絶妙な語り口の活弁士を生き生きと演じた主演の成田凌が、とにかく良かった。普段の時と活弁の時で声色を変えているのも巧かったし、彼にとって今年は映画の当たり年だったと思う。

他の演者も軒並みナイスパフォーマンスで、ヒロインを演じた黒島結菜は魅力的だったし、それまでのイメージを打ち破る役柄の竹野内豊と井上真央、それと悪漢役で大活躍の音尾琢真が強く印象に残った。竹野内の堅物刑事ぶりは何だか銭形っぽく、一方で井上真央は峰不二子っぽい感じで、二人ともそれがとても新鮮。竹中直人、渡辺えり、徳井優、田口浩正のShall We組の出演にはただただ嬉しい。

個人的評価 4.5 点/5点満点

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