SSブログ

2020年 個人的ベストアルバム+ベストライブ [音楽 年間ベスト]

2020 年を振り返り。豊作の1年。以下の順位はあってないようなものです。

1位 Mura Masa 「R.Y.C」
35898015q8a9y.jpg

2位 ROTH BART BARON 「極彩色の祝祭」
VBGOQEGSLA.jpg

3位 YeYe 「30」
VGOWOGIOG.jpg

4位 羊文学 「POWERS」
LGOYSOHOSO9.jpg

5位 寺尾紗穂 「北へ向かう」
ITlgaBto01h.jpg

6位以下はリリース順です

踊ってばかりの国 「私は月には行かないだろう」
4kGQga9ggai.jpg

井手健介と母船 「Contact From Exne Kedy And The Poltergeists」
q84hwHGyo.jpg

HAIM 「Women In Music PT. III」
e22tt8KKH.jpg

銀杏BOYZ 「ねえみんな大好きだよ」
cderfvbgtyho.jpg

Dirty Projectors 「5EPs」
lgataog4329y.jpg

次点クラス
King Krule 「Man Alive!」
ega9G.jpg

君島大空 「縫層」
LOGIAAOGIGO.jpg

有馬和樹 「SILENCE 2020」
GOTO63ga.jpg

ベストソングは
星野源「さらしもの(featuring PUNPEE)」
never young beach 「やさしいままで」
井戸健人「つくるひと」
坂本慎太郎「好きっていう気持ち」
秦基博「泣き笑いのエピソード」(おちょやん、素晴らしい)

ベストライブもリストアップします。
結構、配信で色々楽しんだ1年でした。どれもソフト化してほしい。
中でも、ロックダウン初期の沈んだ空気で観た折坂悠太の配信ライブで勇気付けられ、また、こんな時代に徹底的に現場にこだわった活動を見せてくれたおとぎ話とロットバルトバロンのライブには心底感動させられたのでした。

Number Girl @ Zepp Osaka Bayside 2020.02.10
折坂悠太 with 重奏 単独配信2020 (((どうぞ)))
tricot 配信ライブ 「猿芝居」1本目
cero @ 日比谷野外音楽堂(配信)
スカート @ Pony Canyon Yoyogi Studio (配信)
京都音楽博覧会2020(くるり/岸田繁楽団) @ 京都拾得(配信)
おとぎ話 @ 京都磔磔 2020.10.16
酔杯2 ~ Asian Kung-Fu Generationと全ゲストバンド
銀杏BOYZ 年末のスマホライブ2020 (配信)
ROTH BART BARON @ めぐろパーシモンホール(配信)


nice!(0)  コメント(0) 

2020年 映画ベスト10 + 次の10作品 + 選外の傑作 [映画 年間ベスト]

2020年は散々な1年でしたが、公開された映画は驚くほど傑作だらけの1年。マイベスト10は全て海外の映画で占拠されてしまいました。どの作品も他の年ならベスト3に確実にランクインしたくらいの傑作が揃った1年。
日本映画も決してハズレイヤーではなくて、いい作品/野心的な作品が多数。

ちなみに傑作である「第三夫人と髪飾り」「盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲」の2作は、私が観たのは2020年ですが、日本での正式な公開は2019年だったらしく、よって選外としました。(そういう言い訳が無いと下の10作品に絞り切れなかったです。)

順位付けも相当迷った。全部1位でいい。もう順位関係ないっす。

1位「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」監督:オリヴィア・ワイルド
8baAgba58a2h.jpg
爆笑、爆笑、そして感涙。スクールカーストという定番的枠組みをオールドファッションにしてみせた、最新仕様の青春映画、かつ、最強のバディ映画。暗い1年だったから、本作を1位に。

2位「ジョジョ・ラビット」監督:タイカ・ワイティティ
uu9N01JJVq9.jpg
こういうオモロい切り口のナチ映画はもはや発明。しかも反ナチス/反ファシズム映画として誠実。S.ヨハンソン、S.ロックウェルほか、キャストも最高よ。

3位「凱里ブルース」監督:ビー・ガン
3Ss7BLe28.jpg
後半の40分ワンカット、このたまらないライブ感と夢幻感は何?もう完全に新世代。

4位「ミッドサマー」監督:アリ・アスター
3jBw87LgB.jpg
牧歌的な桃源郷が強烈な悪夢に変容していく、白昼夢的モダンホラー。男性主義社会に対する明確なアンチの視座が、陶酔的なようでいて実は非常に醒めている感じもまた、強烈。

5位「ハーフ・オブ・イット」(Netflix配信)監督:アリス・ウー
VUw8815qllgabLG.jpg
恋と友情、疎外感と将来。青春映画の新たなスタンダード。今年一番繊細で美しい映画。

6位以下はランク付けではなく、観たもん順です。

「パラサイト」監督:ポン・ジュノ
e373VIIlG9.jpg
やっぱり外せない、文句なく2020年を代表する完璧な一本。突如トップギアに上げてくる所なんか凄いとしかいいようがない、社会派ブラックコメディの最高傑作。

「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」監督:テリー・ギリアム
CDERFV#9g.jpg
二人の主人公の夢追い人な姿が、テリー・ギリアム本人と否が応でもオーバーラップ。
現実と空想の絶妙なバランスといい、この監督らしいビジュアルセンスといい、まさに集大成。主演の二人も抜群。

「異端の鳥」監督:バーツラフ・マルホウル
KIGY333209GL.jpg
圧倒的に深遠な白黒の映像世界を彷徨い、人間性の善と悪に迫る。メガトンヘビー級のロードムービー。

「鵞鳥湖の夜」監督:ディアオ・イーナン
5MMw2V8Gm.jpg
特異なビジュアルセンスが数分おきに炸裂しまくる、究極のスタイリッシュノワール。これが1位でもいいんだけど。

「息子の面影」(ラテンビート映画祭2020、配信)
5AN5TXXO90.jpg
メキシコを舞台にしたロードムービー。圧倒的な映像美に目を奪われているうちに、地獄の底に突き落とされてしまう。ぜひスクリーンで再見したい。これが1位でも本当にいい。

次点クラスの10作品
「フォードvsフェラーリ」監督:ジェームズ・マンゴールド
47114955829.jpg

「リチャード・ジュエル」監督:クリント・イーストウッド
RJSRAPWH.jpg

「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」監督:セバスティアン・レリオ
Dfeia2afkg.jpg

「ダンサー そして私たちは踊った」監督:レヴァン・アキン
2990JJJABGOQS.jpg

「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」監督:アグニェシュカ・ホランド
redshadowcoldearth.jpg

「窮鼠はチーズの夢を見る」監督:行定勲
Xyu7910Gio.jpg

「浅田家!」監督:中野量太
4A8S6l0.jpg

「マロナの幻想的な物語り」監督:アンカ・ダミアン
QOCGD0689.jpg

「モスキート」監督:ジョアン・ヌノ・ピント(京都ヒストリカ映画祭2020)
ohshosy9wkk.jpg

「燃ゆる女の肖像」監督:セリーヌ・シアマ
ghat9.jpg

上記以外では、北中南米・欧州圏では
「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」「1917 命をかけた伝令」
「ナイチンゲール」「ペイン・アンド・グローリー」「SKIN」
「透明人間」「WAVES」「ブラック アンド ブルー」「TENET」
「カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇」「シカゴ7裁判」
「エマ 愛の罠」「オン・ザ・ロック」「おもかげ」
「ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢」「ザ・プロム」
「エンドオブラブ」「ペルセウス座流星群」(なら国際映画祭)
「魂は屈しない」(京都ヒストリカ映画祭)
「Once Upon A Time In Venezuela」「マリアの旅」(ラテンビート映画祭、配信)

アジア、アフリカ圏では
「はちどり」「82年生まれ、キム・ジヨン」「鬼手」(韓国)
「チィファの手紙」(中国)(という事で良いのかどうか・・・)
「ボヤンシー 眼差しの向こうに」(カンボジア)
「ラフィキ:ふたりの夢」(ケニア)

邦画では(観たもん順)
「ロマンスドール」「37 Seconds」「his」「音楽」
「ワンダーウォール劇場版」「架空OL日記」「初恋」
「劇場」「れいこいるか」「朝が来る」「星の光」
「蒲田前奏曲」「罪の声」「ジオラマボーイ、パノラマガール」
「彼女は夢で踊る」「VIDEOPHOBIA」「私をくいとめて」

日本の映画もこう並べて見ると、大御所・中堅・新鋭監督の素晴らしい作品が多数公開された充実の1年だったのですが。
ちなみに日本映画のベストワンは、豪華なキャスティングで語られるべき物語を語った「浅田家!」です。

所感としては、LGBTQモノと、シスターフッド的というかアンチ男性中心主義(Me Tooムーブメント以降の)の映画が、本当に多かった。優れた作品において特に。それが今の世界の大きなトレンドであることを強く感じた。上に列記した作品も、大半はこのどちらかにカテゴライズすることができます。

それ以外にホットなイシューとして、経済格差とBLMがあると思うのですが、格差問題は「パラサイト」が決定打。前年の「JOKER」に引き続いて。
BLM系は今後増えてくると思うけど、2020年で言えば「ブラック アンド ブルー」ですかね。それ以前だったら「ゲットアウト」「デトロイト」とか色々あると思いますが。

毎年の恒例なので、俳優部門。
男性はサム・ロックウェル(「リチャード・ジュエル」「ジョジョ・ラビット」)。

女性はフローレンス・ピュー(「ミッドサマー」「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」「レディ・マクベス」)。

それとこれだけは言いたいのですが、映画館は安全! 観客全員が常識をわきまえれば。



nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。