SSブログ

2014年第3クールのテレビドラマ [テレビドラマ]

前クール(4月〜6月)はテレビドラマを観過ぎてしまっていて、6月になるとワールドカップも始まってしまい、相当睡眠時間を削ってしまった(←バカ)のを反省して、今クールはある程度自重する事に決めた。
・・・けどやっぱり、何本か観てしまっている。どれもよく出来たドラマだと思う。

「若者たち 2014」
2014ってタイトルつけないと、これはいつの時代のドラマ?ってなっちゃうほど、昭和テイストなホームドラマ。ちゃぶ台居間のシーンとか、主人公である長男の言動がやたら父権主義的で熱苦しい感じとか…。

明らかにトゥー・マッチな時もあるけど、このドラマの肝は、苦しい現実とか、諸々のがんじがらめの状況の中で発せられる、正論のカタルシス、その力強さ。
そして、それを見事に成立させてくれるのは、出演する役者たちのまさしく熱演!であります。それは、ものの見事なまでに暑苦しい長男役の妻夫木聡に代表されるのだけど(流石だと思う)、特筆すべきは、満島ひかりと蒼井優のお2人。繊細で、観る者の目を釘付けにして離さない表情のお芝居は、これまたサスガ、というより他ない。それと、三男役の柄本佑がイイです。とても雰囲気のある俳優さんになったなあ、って思う。

「ST 赤と白の捜査ファイル」
その「若者たち」の真裏で放映されている、藤原竜也/岡田将生W主演の刑事ドラマ。
天才法医学者の藤原竜也が名探偵役を演じる刑事物、これだけ聴くと、「ああ、またか。」と昨今の刑事ドラマブームのせいで食傷気味になったりするんですが、このドラマは面白い。
それは取りも直さず、藤原竜也が演じる、天才だけど引きこもりの超人見知り、しかも性格も口も悪い、というキャラクター設定のおかげ。藤原竜也は、完全にハマリ役。いつものシリアス演技のままでコメディをやってるのが、余計に可笑しい。
おお!映画化決定!! 大丈夫かな。

「アオイホノオ」
テレビ大阪の深夜系。島本和彦の漫画のドラマ化、手がけるのは福田雄一。
いつもの福田ギャグドラマかと思いきや、まあその通りなんですが、一方で、かなり真っ当な青春ドラマにも仕上がっていて、すごくいい。
主人公を演じるのは柳楽優弥、ナイスキャスト。原作のキャラクターとソックリ。
脇を固める、福田ドラマ/映画で常連の、ムロツヨシ、安田顕、あと未だ出て来てないけど佐藤二郎も出演するらしい。若かりし頃の庵野秀明を演じる安田顕が最高である。安田顕が大学生の役、無茶しすぎだろう。けど実は、それが全く気にならないっていう。

「あすなろ三三七拍子」
第一話を見逃したので、なにゆえ主人公の柳葉敏郎がいい年して大学の応援団長になったのか?が、よく分かってないんですが・・・このドラマは、かなりグッとくるシーンがいくつもある、というか、泣けちゃいますね。恐るべし、重松清、といったところでしょうか。
あと、いいところでスピッツ「愛のことば」が入って来る、っていうのも、非常に効果的であり・・・本当にいい曲だな、「愛のことば」。
キャスティングも絶妙ですね。風間俊介、剛力彩芽、高畑充希と旬の若手に、反町をこの役で起用した、っていうのが、いいですよ。ほんこんもいい味だしてるし。

「軍師官兵衛」
視聴率が回復した、というのは、本当に嬉しい。
人物造形が深いので、戦国歴史大河としても人間ドラマとしても見応えあります。
天下人となる秀吉の変化をどう描くのかも(淀君を演じるのが二階堂ふみ!)、俄然注目していきたいです。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

思い出のマーニーぼくを探しに ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。