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2019年テレビドラマ 個人的ベスト5 [テレビドラマ]

2019年も、仕事が忙しいといいながら、テレビドラマは結構観てました。
というより、一週間ごとに繰り返される日々のドラマチェックのせいで日々の睡眠時間が削られ、そのせいで日々の仕事の処理能力が落ち、余計になんか忙しくなった、というのが正しい。(それって社会人失格かも。)

1位 「これは経費で落ちません」
初回を何気なくチェックして、これ面白いなと思い、第二話、第三話と回を増すごとに、すっかりトリコになってしまいました。
会社組織の中でも経理部にスポットを当てたドラマは珍しいと思うけど、一見地味な経理部の仕事に誇りと使命感を持って職務をこなし、時に葛藤する等身大のヒロイン像を多部未華子が好演。そんなヒロインが、請求書という紙切れから、組織に潜む問題とその真相に毎回毎回迫っていくという、一話完結式、探偵スタイルのお仕事ヒロインドラマ。
伊藤沙莉、江口のりこほか、周囲の群像もパーフェクト。
ストーリーとテーマ性、何よりもキャラクター設定とキャスティングの勝利。

2位 「凪のお暇」
「すいか」を彷彿とさせるの世界観がまずたまらないワケですが(市川実日子の起用は確信犯的)、「これは経費で落ちません」同様に、本作は何よりもキャラクター造形とキャスティングの勝利です。高橋一生と中村倫也に話題が集中していた感がありますが、何よりも主演の黒木華の抜群の演技力あってこそ、でしょう。
毎回ファーストサマーウイカを別人の役で出したり、「バルス!」など、めっちゃ遊んでいるのも最高。

3位 「だから私は推しました」
NHKの深夜ドラマ枠が攻めていると話題になってましたが、その中でも本作はストーリーのクオリティが際立っていたように思います。女性地下アイドルにハマるOLとそのドルオタ仲間達のアツい姿を通して、オタク愛をアツく肯定しながら、そこにサスペンス的要素をスパイスしたのが非常に画期的。
オタク愛系としては、他に「トクサツガガガ」「腐女子、うっかりゲイに告る」(これもNHK)も攻めてて良かった。

4位 「グッドワイフ」
海外人気ドラマのリメイクで、常盤貴子主演、1話完結スタイルの弁護士ドラマ。
非常にエンタメ的足腰が強靭な、ハイレベル・ハイクオリティの娯楽作品。
1話完結スタイルながら、各回を縦軸的に貫く唐沢寿明演じる夫との間の夫婦の関係性の物語がまた、見応えバツグン。
キャストでは、特に小泉孝太郎が光ってました。

5位 「SCUM」
現代の格差社会を背景に、普通の若者たちが振り込み詐欺の掛け子としての技量を開花させていく様子を描いた、地上波ドラマとしては攻めすぎの内容。物語の冒頭、世代間格差を強調することで主人公たちの行動を正当化するように見せかけて、最終的にキッチリと落とし前を着けさせた点が、個人的に高評価。
ぜひNHK「サギデカ」とセットで。

後は、NHK朝の連ドラ「まんぷく」「なつぞら」「スカーレット」。
どれも素晴らしかったです。特に「スカーレット」は後世語り継がれるべき名作の香りがするのですが。

ほかにも、「時効警察3」「結婚できない男2」の、変わらぬ高い安定感の面白さ。
水戸黄門的なパターンの繰り返しとそこからの逸脱という遊川脚本の黄金フォーマットを追求した「ハケン占い師アタル」「同期のサクラ」の2本。
「きのう何食べた?」「わたし、定時で帰ります」も気骨あるドラマの作りで良かったと思います。

あとは、見逃せないのが4話完結スタイルのNHKプレミアムドラマ枠で、橋本愛と田中泯をキャスティングしたのが成功の恋愛ドラマ「長閑の庭」、千葉雄大主演による将棋サスペンス「盤上の向日葵」など、充実作が目白押しの一年。こうしてみると、NHKが凄い。

ただ「いだてん」については・・・志の高さは本当によくわかるけど、構成が凝りすぎていて私は付いていけませんでした(特に前半部)。落語家と韋駄天という二人の主人公のストーリーラインの並走、複数の時代/視点/語り手を同時展開させていくストーリーテリングは、それらが互いに交錯するまでは、集中力を保ち続けるのが正直ツラかった。
凄い!!と心の底から持ってかれてしまうような回(いわゆる神回というやつ)が何話かあったのも事実だけど。

けど、このような国民的ドラマで、近現代史を取り上げるという試みは、実は国の将来を考える上で本当に重要だと思う。近現代史を見つめなかったら、そのうち同じ大きな過ちを繰り返すことになると思うので。近現代史は視聴率が取れないからダメ、とか、そんな短絡的な話で本当にいいんですか??って感じ。脱線した。


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やれたかも委員会、は実は名作、かも? [テレビドラマ]

TBSの深夜30分ドラマ枠で放送されている「やれたかも委員会」。

かつての「やれたかもしれない」記憶を、今も胸の奥に抱え続ける男たち。そんな彼らが打ち明ける「やれたかも」エピソード(回想ドラマ形式)に対して、3人の審査員たちが「やれた」「やれたとはいえない」のどちらかを認定するという、バカバカしさ満点の深夜ドラマ。原作はコミックとのこと。一見、B級テイスト満載のライトなお色気コメディなんですが、これが実際のところ、なかなかの良作。青春恋愛系ショートドラマとして、毎回毎回、実にいい余韻が堪能できるのである。

浜野謙太、間宮祥太郎、中尾明慶、永野宗典などが、各回のゲスト俳優として、やれたかもエピソードを3人の審査員の前で打ち明ける役どころとして出演。

そしてレギュラー役である、やれたかも委員会の3人を演じるのは、佐藤二朗、白石麻衣、山田孝之の3人。この3人が絶妙のキャスティング。やれたかもエピソードの内容に無言かつ真剣な表情でじっと耳を傾け、時折ちょっとした仕草や表情の変化でリアクションを取る姿が、いちいち可笑しい。

常にオシャレ帽子+グラサン姿でクールな雰囲気を醸し出しながら、独自の着眼点を感じさせる発言を繰り出す山田孝之(その肩書きはミュージシャン)。彼は時折、持参のノートブックPCに何やらメモを打ち込んでいるのだが、それもまた、無意味にクールである。
白石麻衣は、メガネポジションを片手で直す仕草がトレードマークの学級委員長風女子を演じていて(肩書きはナントカ協会理事、とのこと)、男子目線の願望に流れていきがちな「やれたかも」議論に対して、女子目線による鋭く厳しい指摘をズバズバと冷静沈着に放り込んでくる感じ。

そして何かの武術家のような格好で、やれたかも委員会3名の真ん中に鎮座する委員長ポジションを演じる佐藤二朗(肩書きはナントカ塾の塾長・・・)。目の前で語られるエピソードに触発されて、この男の内部に沸々と沸き起こる何らかの感情の高ぶりを、眼差しや表情の変化で雄弁に表現する。実にあるべき姿勢で話に食い付いている。そして対象者に向けられた、慈愛に満ちた温かな眼差し。時代に愛されつつある怪優、佐藤二郎のベストワークが、ここにまた、もう1つ誕生していた。なんとなく結論がついて、消灯された部屋からスタスタと立ち去る時の、スッーとした感じの無表情も含めて、最高だ。

遠い記憶の中の面影、成就されなかったことへの未練。起こり得たかもしれない無限の可能性、そして、そうならなかったことに関する多角的な分析と深い洞察・・・。そうして最終的に胸の奥に広がる、妙に爽やかな余韻。それぞれの回によって違いはあれど、本作を貫く基本的なモチーフは、出逢いと別れが人生の本質であり奇跡でもある、っていうことで、そこが変にブレていない点も高い評価ポイントだったりする。

第一話の「やまなみ」編、そのネーミングセンスが大好きだ。それまでのパターンを軽く裏切ってくれる最終回も良かった。


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2017年のテレビドラマ 個人的ベスト5 [テレビドラマ]

2017年は、頑張ってテレビドラマをチェックした1年でした。なかなか大変でした。

1位 「カルテット」
やっぱりこの作品が2017年のベストでした。今思い返してみても、このドラマを観ている最中の時間の感覚がちょっと独特で、緩やかな時間が流れているのに、気が付けばアッという間に終わってる、という感じだった。それが、毎回毎回。
主役の4人が織りなすハーモニー + 吉岡里帆の不協和音というアクセント、それがこのドラマのアンサンブルの本質だった。各回の客演陣も効いてた。そういや安藤サクラが声だけの出演、っていうのも(しかもそれが満島ひかりの友人役)面白かった。
言うまでも無く、「唐揚にレモンをかける/かけない」といった熱い(そして他愛のない)議論から、スッと人生の深淵を覗き込んでしまうような、洗練を極めた感のある今回の坂元裕二脚本、魔術的なほどに冴えていた。
ちなみに私の中で本作をも超える坂元脚本作品があって、それは「Mother」と「問題のあるレストラン」です。

2位 「先に生まれただけの僕」
会社の辞令で私立高校の校長になってしまった元営業マンが主人公という、極めて異色な切り口の学園ドラマ。
そんな主人公だからこその新しい視点で、昨今の様々な教育問題がPDCA的な手法で描かれている点が、まず非常に面白かった。そして、コメディタッチな語り口を維持しつつ、櫻井翔演じる主人公の素人校長が生徒達に語りかけるシーンはまさに名演説連発で、そこに本作のテーマに対する作り手たちの熱と真摯さを強く感じた。
櫻井翔は稀に見るハマり役で、蒼井優、風間杜夫、井川遥ら適材適所のキャスティング。高嶋政伸の怪演は、・・・最近この人こんな役ばっかりでちょっと可哀想。
書道パフォーマンスのシーンは圧巻で、そのシーンの撮影現場は本当にエキサイティングなことになっていたと想像する。そこでこのドラマは私の中で傑作認定。


3位 「山田孝之のカンヌ映画祭」
そもそもこれはドラマにカテゴライズしていいのでしょうか。
芦田愛菜と長澤まさみをキャスティングした時点で「やられた!」でした。


4位 「おんな城主 直虎」
女性主人公のNHK大河としては過去最高作品。(←昔の大河は知らないので、平成以降として。)
実在さえ怪しまれる人物であることを逆手にとって、思いきり想像の翼を広げて物語を膨らませつつ、戦国時代の非情な気風を随所に匂わせる脚本は、非常に卓越していた。また、主役の柴崎コウの為政者としての成長を物語の縦軸に据えつつも、準主役の男達(高橋一生や菅田将暉など)に主人公以上の存在感を与えるストーリーテリングの基本戦略が功を奏していた。
個人的には、松平健の武田信玄。歴代NHK大河ドラマ史上で、最高の武田信玄していたと思います。

5位 「ひよっこ」
峯田和伸がNHK朝ドラに!それがきっかけでこのドラマを観ていたのですが、上京する辺りから、徐々に岡田ワールドに引き込まれてしまった。このドラマは、奧茨城出身のヒロインが集団就職で上京し、やがて奧茨城ではなく東京の人間になっていくまでを、東京オリンピック以降の数年間の日本を時代背景としながら、淡々と半年かけて描いていった、という内容に過ぎない。だからこそ、この朝ドラは画期的だった、という気がする。
キャスティングも素晴らしいのですが、主役の有村架純が一番凄かったと思う。あと、一番好きなキャラは米子!

次点 「下北沢ダイハード」
現役演劇人たちの矜持とクリエイティヴィティが毎回炸裂していて、30分枠の単回ドラマとして、非常に見応えがあった。

他には、「監獄のお姫さま」「架空OL日記」「バイプレイヤーズ」など。
「監獄のお姫さま」は流石クドカン!という面白さだったけど、これがベストではない、とも思ったりして。回想シーンで伊勢谷友介を使い倒しているのは最高だった。
バカリズムの「架空OL日記」、バカリズムがOLとして普通に出勤し、同僚OLとくっちゃべっている、という絵ヅラから漂う、微妙な違和感がクセになってしまった。
「バイプレイヤーズ」はそのコンセプト性。その「バイプレイヤーズ」第一回のゲストである役所広司、彼がテレビドラマに出るというのは非常にレア感があったと思うのですが、その後、結局「陸王」で毎週観ることになるとは、その時は思いもしなかった。「陸王」も秀作でした。

それと、篠原涼子主演「民衆の敵」。それほど悪くなかったと思う。
たしかに序盤では、人気絶頂の高橋一生の使い方で多少血迷っていた感はあったけど(上半身ハダカとか)、篠原涼子と高橋一生の関係性という点で言えば、第一話から最終回まで終始一貫していたし、また、政治というものを普通の主婦目線/市民感覚で描く、という本作の挑戦は、もう少し好意的に評価されていいと思った。

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カルテット、山田孝之のカンヌ映画祭 [テレビドラマ]

2017年第一クールのテレビドラマで個人的に大いにハマったのは、この2本だった。両作とも断トツで面白かった。

それにしても「カルテット」のネット上のフィーバーは只事ではなかった。その割に視聴率はイマイチだったようで、この乖離は一体何だろうって思う。観る側にある程度のリテラシーが無いと、ハマらない感じのドラマだったのか、或いは、キャスティングが通好みしすぎだったのか? まあ、何かしながら(例えば、家事をしながら、など)の鑑賞スタイルには明らかにそぐわないドラマだった。集中して観て、セリフとセリフの行間を読んだりしたりしないと、ハマりようがないドラマだったというか。

視聴率なんて旧態依然のシステムなのは誰が見ても明らかで、その数字だけで評価されてしまうのはおかしな話だと思うけど、実際問題、作っている人達は非常に悩ましいだろうな。

軽妙なセリフ劇の中に、不意にシビアな現実や、シリアスな感情や、人知れず抱え続ける痛みなんかが顔を出す、成熟した脚本。それは真木よう子主演の「問題のあるレストラン」にも通じる世界観だと思う。中でも、アリとキリギリスの教訓を痛烈に自覚しつつ、それでもキリギリスを続けていくことへの、清々しくも傷だらけの決意。

それとやっぱり松たか子と満島ひかりの二人が、巧すぎ。この二人には毎回持ってかれてしまったのだが、特に、4人の中で末っ子キャラを演じた満島ひかりの大粒の涙は、本当にやばかった。一方で、お姉さんキャラを演じた松たか子も流石で、4人の中で一番常識人の彼女が一瞬だけ魔性キャラに変容するさまには、ゾクッと来るものがあって、全体的にも絶妙なスパイスの役割を果たしていたと思う。
この二人にアリスちゃん吉岡里穂が躊躇なく土足で踏み込んでくるあのシーンは、今思い出しても鳥肌。あるいは、松田龍平が淡々と「孤独死上等」と言い放つシーンも、さらりと壮絶であり・・・やはりこの人の脚本はただごとではない。いちいち渋い所を突く、各回のゲストの人選も楽しかった。

当初、主演4人の間で繰り広げられるラブストーリー、と思わせておいて、そんな四角形ラブ展開を、しれ〜っと回避しちゃうのも良かった。いや、四角関係をきっちり成立させつつ、目的はそこではないので、余計にその四角関係が隠し味として効いてくるというか。

かたや「山田孝之のカンヌ映画祭」、これは「カルテット」ほどネットニュースに出なかったけど、「カルテット」に負けず劣らず面白かった。

前作の「赤羽」と同様、ドキュメンタリーかフェイクかの判別がイマイチつかない語り口で、被写体である山田孝之が映画プロデューサーとしてカンヌのパルムドール受賞を目指す様子を追い掛けていく。
俳優としてではなく製作者として、という出発点からして、まあ基本的に、ちょっとイカれた感じで話は進んでいくわけである。だってそのために設立した会社の社名がカンヌだったり、その事務所には漫☆画太郎画伯による山田孝之の似顔絵が飾ってあったり。

松江哲明と共同監督の山下敦弘は、実際のところ、山田君の言動に右往左往する映画監督という役割の、もう一人の被写体。言わば、太陽と月の月である。この対照的な被写体2人の二人三脚が、前作同様、一種のバディ的なノリとなって、全体の雰囲気を支配している。

ナレーションが長澤まさみ、最初にナレーションで彼女の声を聞いた時は軽く「えっ?」となった。そしてパルムドールを目指すために山田孝之が連れて来た主演俳優が、なんと芦田愛菜!
彼女は今年中学入学だから、収録当時は小学6年生、ちょうどお受験勉強の真っ只中だったのではなかろうか。 そんな大切な時期に彼女を連れ出して、一体何してんの君ら。しかし彼女は本当に頭が良い。カンがいい、というか。

それと二人が富士の樹海を舞台に芦田愛菜主演で撮影したパイロットフィルムのタイトルが、何か殯の森っぽいよな〜と思ってたら、後の方になって河瀬直美監督ご本人が降臨してビックリ。気さくな人です。
オープニングテーマはフジファブリックによる騒々しいロックナンバー、そしてエンディングはスカートによるメロウナンバー、この曲(「ランプトン」)で毎回余韻に浸るのも、終わってしまった今となっては名残惜しい。

両方ともブルーレイ欲しいなあ、と思っている。


2016年のテレビドラマ [テレビドラマ]

今更ナノデスガ。

2016年のTVドラマは、何と言っても「真田丸」と「逃げ恥」の1年だったに違いない。両方に出演している星野源、ちょっと怖いくらいの勢い。

そんな2016年のテレビドラマ界で、私のお気に入りは、以下の5作品。

1位 「黒い十人の女」
深夜枠なのが惜しまれる、バカリズム脚本の抱腹絶倒ブラックコメディ。
プレイボーイなテレビ局のプロデューサーには、妻帯者であるのにも関わらず、実は他に9人の愛人がいて・・・というおハナシだが、そんなお調子者のプレイボーイに船越英一郎っていうのが、まずジャスト! そして10人の女性陣の中では、水野美紀と佐藤仁美がまさに体を張ったハジケっぷりで、中でも佐藤仁美は、日本屈指の女性バイプレイヤーと言っていいかも。
バカリズムは本作で完全に天才の領域に入ってきていると思うけど、でもその脚本をテレビらしくポップでテンポ良く映像化してみせたプロデューサーの人の力量がグレイトなのかな。

2位 「奇跡の人」
NHK BS枠だった事が悔やまれる、峯田和伸主演の傑作ヒューマンドラマ。脚本は岡田惠和。
しかも峯田の相手が麻生久美子、つまり「アイデン&ティティ」の二人が再び! という。
ヘレンケラーとサリバン先生の話を下敷きにした、三重苦の少女に世界を教えるダメ男(ロケンローラー)の物語。これはおそらく、峯田にしかできない役。そして毎回、泣かされてしまったのである。
宮本信子と白石加代子の二人の起用も、まさに本気な出来。傑作。

3位 「重版出来!」
主演の黒木華が元気溌剌な新米漫画編集者を演じ、漫画雑誌の編集部を舞台にした群像劇。
編集者と作家との関係性を軸としながら、語られていく一人一人のキャラクターたちの成長と挫折の物語。そして、黒木華を筆頭に、オダギリジョー、松重豊、安田顕、ムロツヨシ、小日向文世、永山絢斗ら、当代きっての演技上手たち/個性派たちを揃えた豪華なアンサンブル。全員がグッジョブ。
実に贅沢なドラマ鑑賞体験であった。

4位  「プリンセスメゾン」
これもNHK BS枠。森川葵主演、脇を固めるは高橋一生と陽月華。
理想のマイホームを追い求める一人の若き女性の姿を描いた、良質のハートフル・ドラマであり、私が愛してやまない「すいか」の系統。即ち、ほのぼのしつつ、胸が締め付けられ、そして背筋がぐっと伸びる感じ。
更に、2話目で急に鳴りだしたクラムボン「バイタルサイン」に不意を突かれ、それをキャラクター達が一緒に唄い出す段階で「何だ何だこれは?」となってしまい、以降、週替わりの挿入歌のセレクト(フジファブとか、ブッチャーズとか、青葉市子とか・・・)も密かな楽しみとなってしまった私。
なかでも、くるり「東京」を、あれほど美しく挿入歌として使ったのは、ちょっとありえないほどだったというか、そのシーンは心底感動してしまった。

5位 「ゆとりですがなにか」
クドカン脚本にしては、いつものキャラ祭りは控えめにした感じ。
ゆとり世代と揶揄される世代が社会人として奮闘していく様を、ユーモラス、そして少しビターに描いていて、毎回見応えアリだった。安藤サクラがヒロインっていうのも◎だったけど、何と言っても、「ゆとりモンスター」太賀! その破壊力に毎週恐怖。

次点 「真田丸」
三谷幸喜完全復活! 毎週ハイレベル。
大河ドラマ史上でも屈指のキャラ祭りだったなかで、最終的には、長澤まさみと小日向文世かな、私の推しは。


というわけで、完全にノーマークだった「逃げ恥」に乗り遅れてしまった私の1年だった。
まあ、そのうち。

相棒 14シーズン 第4話 「ファンタスマゴリ」 [テレビドラマ]

フレッシュなイメージで、まるで杉下右京の歳の離れた弟のようだった三代目相棒の成宮君が、あのような非常に不可解な形で、相棒シリーズを"卒業"してしまい(流石にアレはちょっと)、今シーズンからは反町隆史が四代目相棒として、警察組織の人間ではなく、法務省からの出向エリートという設定で登場。この他省庁からの出向者という設定は、おそらくは今後に控えているであろう何らかの展開の布石ではなかろうか(今シーズンの最終回辺りでの)、とニラんでいるのだが、はたして。

反町氏の起用に対する賛否については、変わり者で結構お調子者というキャラ設定自体は彼にフィットしている気がするし、時々変なアメリカ人みたいなノリになるのも一種の味と好意的に見なせば、これはこれでいいんでは、と思っている。今回の人選に当たって、新鮮さの導入はおそらく必至だっただろうし、その点でもひとまずは成功していると思う。

さて、新シーズンとなって4話目の、岩松了と織本順吉をゲストに迎えた「ファンタスマゴリ」は、近年の相棒シリーズでは間違いなく1、2位を争う、稀に見る傑出した出来だった。キャスティングの本気度を裏切らない、本気のハードボイルド・ストーリーを堪能させてもらった。

まず何よりも、右京のかつての上司、今は裏稼業の自称金融コンサルタントを演じる岩松了。彼の演じたキャラクターの造形が本当に魅力的だった。清廉潔白を頑なに貫く右京とは、あらゆる意味で対照的な存在として描かれ、相棒シリーズの世界観を深化させる意味で今後準レギュラー化して欲しかったくらいである。

この岩松了が、不意に右京の前にふらりと登場する導入部。二人の会話から、この二人が過去に同じ部署に所属し巨悪を追っていたこと、しかしその巨悪である大物フィクサー(織本順吉)に手が届く寸前で重要参考人が自殺を遂げて捜査は暗礁に乗り上げてしまったこと、そしてその後、岩松了のキャラクターは癒着が露見して逮捕され警察をクビになったこと、などが語られていく。
早々に会話を切り上げようとする右京だったが、その自殺した参考人の娘が最近になって消息を絶った事を知らされ、その捜索を通じて再びこのフィクサーへの内偵を密かに開始する。一方で裏社会で頭角していた岩松了は、その大物フィクサーとコネクションを築き、大型の投資案件を持ち掛ける。

この回は、本来のバディものとしての味付けは相対的に希薄で、そのことによって、やがて、岩松了の演じる魅力的なキャラクターが、今回の影の主人公としての明瞭に浮き上がってくる構図。そして右京の捜査能力のキレと鮮やかな推理によって、戦後の日本社会の闇を体現する一人の老人の姿にストーリーのフォーカスが絞られていく。

まるで「チャイナタウン」のようなおぞましさが顔を覗かせる後半の流れが特に圧巻。
日本のテレビドラマとしては振り切った、本当に素晴らしい出来だった。
以前は1シーズンに何回かは、今回のような見事な作品に出くわしていたのだけど。



ランチのアッコちゃん (NHKプレミアム) [テレビドラマ]

戸田菜穂がSな女上司を快演!するNHKプレミアムの30分ドラマが、とても面白い。

今回のこのドラマ。主人公は、何となく流れに身を任せて生きている感じの、パッとしない雰囲気の女の子(蓮佛美沙子)。派遣として働く彼女が、職場の厳しい女上司(戸田菜穂)に導かれ、自分自身の生き方に徐々に主体性を獲得していく過程をユーモアを交えて描く、おシゴト系の成長物語。

この女上司が主人公に対して放つ台詞「生き方を変えたかったら、まず食べる物を変えなさい。」は、なかなか良いステートメントだと思う。ちなみにタイトルのアッコちゃんとは、バリバリのキャリアウーマン風のこの女上司、黒田敦子女史のことである。こういうのを、ギャップ萌え、と言うのだろうか。

主人公が勤務する窓際部署に、ヤリ手と社内でも評判の女性役員の黒川敦子が部長として赴任してくる。彼女は早速、使えない部下をクビにするなど辣腕を振るうのだが、何故か主人公に対して昼食の交換を持ち掛ける。1週間限定で、その弁当と交換で、私の代わりに私の行きつけのお店にランチを食べに行くように、と。
主人公は相手が怖いので、嫌々ながらその交換話に応じる訳だが、日によって隠れ家的なカレー屋だったり、移動屋台のスムージーショップだったりして、そこから時間内に職場に戻って来る事も含めて、ランチに行くことは主人公にとって1つのミッションと化してしまう。走らないと間に合わない距離の店に行かされ、その為に上下のジョギングウェアまで用意されたりするんである。

実はそれは、主人公に対する女上司の巧妙なリーディング。やがて主人公の中に今の自分に対しての自問自答が生まれ、仕事においても私生活でも取り組み方が徐々に変わっていく。

とにかく、一見ドSなキャラの戸田菜穂が爽快でカッコ良いのですが、普通にどこにでもいるような女の子を演じる蓮佛美沙子も同じくらい素晴らしい。ナチュラルに主人公のキャラクターに同化している感じが、本当に好感度大なのだ。
あと、主人公と同様に戸田菜穂から薫陶を受ける役どころの野呂佳代も良かった。
それから、ハマケンがチョイ役で出てました。食いしん坊な役でした。

週に一度、この30分ドラマを観る事は、最近のささやかな楽しみの1つでした。自分にとって湯加減が丁度良い感じというか、まあ半分、癒しの様なもんでした。
戸田菜穂が演じるアッコちゃんのキップの良さに、1つの理想的な人間像を見てたのだろう。
30分という尺の短さも、ちょうど良かった。

会社人間となって組織の中でバリバリの仕事人間になる事も含めて、現代女性の働き方の様々な選択肢を提示するストーリー。
大好きな「すいか」「問題のあるレストラン」と同一線上に位置していると言える、好ドラマだった。

問題のあるレストラン [テレビドラマ]

2015年の第一クールもテレビドラマは割と見た。
まあ、山田孝之の赤羽のやつは、これは一体フェイク・ドキュか、それともひょっとして本人はガチだったのか?どうもよく分からん感じが、テレビドラマというフォーマットを完全無視してて、その自由な好き勝手感が面白かった。途中から山下敦弘監督がカメラの被写体として前面に出て来るのも、何か可笑しかった。
つくづく山田孝之ありきの企画、まさに日本のホアキン・フェニックス! 最近の彼のジョージア缶コーヒーのCMも、テキトー感が出てて、何かいい。

しかしドラマで完全にハマってしまったのは、坂元裕二脚本、真木よう子主演の「問題のあるレストラン」。

第一話、いきなり陰惨なセクハラ話で、正直引いた。流石にこんな会社は今どき有り得んだろう、と。けどまあ、主役の真木よう子はじめ個々の俳優たちのアンサンブルは魅力的で、あと会話のテンポ感は流石「最高の離婚」の坂元裕二だなあ、と。

そして、逆境に立ち向かう個々のメンバーの個性に脚光が浴びる2話以降、特に問題児3人娘(二階堂ふみ、高畑充希、松岡茉優)の動向が、一筋縄で行かないこのドラマの筋書きの絶対的フックと化してから以降。彼女らの繊細な演技にいちいち胸を揺さ振られてしまい、もうすっかりこのドラマのトリコに。
ゲイのパティシエを演じる安田顕や、チャラ男を演じる菅田将暉らも光っていたし、オレ様系天才シェフ役の東出昌大も結構雰囲気あったのですが、とにかくこの3人が本当に素晴らしかった。
第3話で松岡茉優が母に対してかける言葉では、不覚にも落涙。そして、シリアスな役どころでありつつもコメディアンヌとしての優れた素質も存分に見せてくれた二階堂ふみと高畑充希の二人は、本当に巧い!と。

更に輪をかけて魅力的だったのが、主演の真木よう子。柔らかくも芯の強い女性像をチャーミングに演じていて、女性からも男性からも支持率高めな感じ。ここぞという場面では、彼女の持ち味であるシャープで強い眼光を存分に発揮してて、ドラマを凄く締まったものにしていた。

終盤の展開がちょっと拍子抜け、けど、最終回の夢のシーン。ここに、このドラマのメッセージ性が凝縮されていると思う。つまり製作者側の着地点は、最後の最後に正義が悪を叩きのめす事のカタルシスなんかでは無かった、ということなんだろう。

そうじゃなくて、例えば、厨房で食器類を使ったパフォーマンスを披露する、本当に楽しくて素敵な数分間。或いは陽だまりの冬の公園で、ホットなカフェラテか何かを飲みながら、同じ音楽に耳を澄ませる、最高に感動的なシーン。ビターで過酷な現実を存分に描いたからこそ、これらの着地点が実に愛おしく、深い感動を生むのだ、と思う。


2014年第4クールのテレビドラマ [テレビドラマ]

今クールもテレビドラマは充実している感じ。
「相棒」「ドクターX」の2大人気シリーズも安定飛行しているようだし。

「ごめんね青春!」
視聴率苦戦しているみたいですが、個人的な好みで言えば、これまでのクドカン・ドラマの中でかなり上位に来る予感が。まあ、最終話まで観ないとわかんないけど。

主演の錦戸亮と満島ひかりが先生役の学園コメディ。下ネタ多めですが、芸達者な俳優たちを中心とする小ネタ・ギャグの応酬が切れ味良くて、最近のテレビドラマでは断トツの面白さ。
いつもの事ですがナイス・キャラ祭りと化していて、中でも強烈なフックを担っているのがドンマイ先生の坂井真紀、そして、えなりかずきをこんな役に起用したのはどう考えても天才すぎ! これから彼への出演オファーが増えそう。 
これもいつもの事ですが、キャスティングが絶妙、冴えてます。どう考えても声でモロバレの生瀬勝久とか。風間杜夫、斉藤由貴、永山絢斗、波瑠らの起用も当たっていると思う。

それと、ただ楽しい、ってだけじゃなくて、主人公(錦戸亮)の高校時代のキズがこのドラマの大きな要素になっているんですが、この過去エピソードがもはや全然笑えないほど強烈すぎて・・・。
あと、金八のような熱血教師とはほど遠い感じの主人公が、教室で生徒たちに向かって語りかけていく金八的展開には、やっぱり巧いなあ〜とつい唸ってしまう。

「昨夜のカレー、明日のパン」
木皿泉の脚本。「すいか」を彷彿とさせる世界観。
仲里依紗が演じる主人公テツコは、ギフ(義父)の鹿賀丈史と2人暮らし。テツコの夫、つまりギフの実の息子(星野源)は既に他界していて、つまり、死者が媒介になって赤の他人だった2人が家族としてつながっている、という設定。テツコには新しい彼氏(溝端淳平)もいるんだけど、死んだ夫の事が忘れられない。

「すいか」でも、血の繋がらない他人同士が、一つ屋根の下、共感と理解を通じてゆる〜く繋がって行く事が、上質のユーモアとペーソスを織り交ぜつつ描かれていたけど、このドラマもどっかそんな感じ。あと、レトロな雰囲気とか、死または死者の気配とか、片桐はいりサンとか。
ほんわかできて、じんわりとできる。それとエンディングテーマがプリプリ「M」ってほぼ反則!

「信長協奏曲」
漫画のドラマ化。小栗旬が、現代から戦国時代にタイムスリップしてしまった織田信長のソックリさんと、その信長本人の、二人一役。
このドラマもキャスティングにキレがあって良い。向井理、柴崎コウの主役級が準主役として名を連ね、柳楽優弥、新井浩史ら旬の俳優もピックアップ。柴田勝家役に高嶋政宏っていうのも、良いです。
そして山田孝之。信長を憎悪する謎の忍びの役の山田孝之が、木下藤吉郎を名乗り出し、俄然面白くなってきました。

「軍師官兵衛」
官兵衛が敵方に捉えられて土牢に幽閉された辺りをターニング・ポイントに、抜群に面白くなったと思う。田中圭、二階堂ふみ、田中哲司、鶴見辰吾ら、脇役の貢献度は非常に高い。
1話に1回は、思わずゾクっと来るようなセリフが出て来ます。
黒田官兵衛、つまり豊臣方の視点で展開していくNHK大河ドラマでありながら、信長の継承者となってからの秀吉のダーク・サイドをここまで描いたのは、本当によくやってる。そこだけでも高く評価すべき。

「ボーダーライン」
小池徹平主演、本格派の消防/救急隊員ドラマ。これが、レスキューものとしてかなりの本格派で、人間ドラマとしても見応えアリ、の充実作。
消防/救急隊員の職務とその本分をテーマに、仕事と家族の問題とか、個人の成長を描く。主人公が、いわゆる典型的ゆとり世代キャラかと思いきや、ひねくれてるけど実は骨のあるヤツ、っていう設定も、グッとくるのである。
大橋トリオが歌うエンディングテーマとそれにのせて流れる出演俳優たちのイメージ写真?がまた、カッコ良くてよろしい。キャスト陣の中で特に筧利夫がシブくてかっこいい。藤原紀香も凄くいいです。


2014年第3クールのテレビドラマ [テレビドラマ]

前クール(4月〜6月)はテレビドラマを観過ぎてしまっていて、6月になるとワールドカップも始まってしまい、相当睡眠時間を削ってしまった(←バカ)のを反省して、今クールはある程度自重する事に決めた。
・・・けどやっぱり、何本か観てしまっている。どれもよく出来たドラマだと思う。

「若者たち 2014」
2014ってタイトルつけないと、これはいつの時代のドラマ?ってなっちゃうほど、昭和テイストなホームドラマ。ちゃぶ台居間のシーンとか、主人公である長男の言動がやたら父権主義的で熱苦しい感じとか…。

明らかにトゥー・マッチな時もあるけど、このドラマの肝は、苦しい現実とか、諸々のがんじがらめの状況の中で発せられる、正論のカタルシス、その力強さ。
そして、それを見事に成立させてくれるのは、出演する役者たちのまさしく熱演!であります。それは、ものの見事なまでに暑苦しい長男役の妻夫木聡に代表されるのだけど(流石だと思う)、特筆すべきは、満島ひかりと蒼井優のお2人。繊細で、観る者の目を釘付けにして離さない表情のお芝居は、これまたサスガ、というより他ない。それと、三男役の柄本佑がイイです。とても雰囲気のある俳優さんになったなあ、って思う。

「ST 赤と白の捜査ファイル」
その「若者たち」の真裏で放映されている、藤原竜也/岡田将生W主演の刑事ドラマ。
天才法医学者の藤原竜也が名探偵役を演じる刑事物、これだけ聴くと、「ああ、またか。」と昨今の刑事ドラマブームのせいで食傷気味になったりするんですが、このドラマは面白い。
それは取りも直さず、藤原竜也が演じる、天才だけど引きこもりの超人見知り、しかも性格も口も悪い、というキャラクター設定のおかげ。藤原竜也は、完全にハマリ役。いつものシリアス演技のままでコメディをやってるのが、余計に可笑しい。
おお!映画化決定!! 大丈夫かな。

「アオイホノオ」
テレビ大阪の深夜系。島本和彦の漫画のドラマ化、手がけるのは福田雄一。
いつもの福田ギャグドラマかと思いきや、まあその通りなんですが、一方で、かなり真っ当な青春ドラマにも仕上がっていて、すごくいい。
主人公を演じるのは柳楽優弥、ナイスキャスト。原作のキャラクターとソックリ。
脇を固める、福田ドラマ/映画で常連の、ムロツヨシ、安田顕、あと未だ出て来てないけど佐藤二郎も出演するらしい。若かりし頃の庵野秀明を演じる安田顕が最高である。安田顕が大学生の役、無茶しすぎだろう。けど実は、それが全く気にならないっていう。

「あすなろ三三七拍子」
第一話を見逃したので、なにゆえ主人公の柳葉敏郎がいい年して大学の応援団長になったのか?が、よく分かってないんですが・・・このドラマは、かなりグッとくるシーンがいくつもある、というか、泣けちゃいますね。恐るべし、重松清、といったところでしょうか。
あと、いいところでスピッツ「愛のことば」が入って来る、っていうのも、非常に効果的であり・・・本当にいい曲だな、「愛のことば」。
キャスティングも絶妙ですね。風間俊介、剛力彩芽、高畑充希と旬の若手に、反町をこの役で起用した、っていうのが、いいですよ。ほんこんもいい味だしてるし。

「軍師官兵衛」
視聴率が回復した、というのは、本当に嬉しい。
人物造形が深いので、戦国歴史大河としても人間ドラマとしても見応えあります。
天下人となる秀吉の変化をどう描くのかも(淀君を演じるのが二階堂ふみ!)、俄然注目していきたいです。


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