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2022年 映画ベスト10 + α  [映画 年間ベスト]

2022年、私はブログを更新しませんでした。

個人的なベストテンです。

1位 「やがて海へと届く」 監督:中川龍太郎
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ミステリーから祈りへ。アニメーションの使い方も効果的な、今観るべき真摯なシスターフッド映画。

2位 「トップガン マーヴェリック」 監督:ジョセフ・コシンスキー
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問答無用の映像体験。2022年の映画といえば、まずコレでした。

3位 「四畳半タイムマシンブルース」 監督:夏目真悟
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アニメ「四畳半神話体系」で「サマータイムマシンブルース」を完全リメイクするという発想が天才的。めっちゃ面白いです。

4位 「女神の継承」 監督:バンジョン・ピサンタナクーン
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タイの土着ホラー超傑作。前半のモキュメンタリーから、一気に振り切った展開を見せる後半という流れ、本当に怖いのですが、最高。

5位 「カモン カモン」 監督:マイク・ミルズ
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子供たちという人類の未来との対話。
とても暗い一年だったからこそ、この希望の映画をベスト5に入れたかったです。

6位から10位は見たもん順です。

「さがす」 監督:片山慎三
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今年はミステリーやサスペンスが豊作だったと思う。その日本代表その1。
韓国映画的ルックでグイグイ物語がドライブしていく傑作。

「MADE IN YAMATO」 監督:宮崎大祐ほか
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神奈川県大和市を舞台にした5作品の短編オムニバス。なんか自由で風通しがいい。

「ある男」 監督:石川慶
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今年の日本のミステリー映画代表その2、傑作。
いろいろ凄い映画だと思いますが、メインの3人の素晴らしさが際立ってました。

「グリーン・ナイト」 監督:デヴィッド・ロウリー
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ビジュアルもストーリーも完璧な、ゴシック・ファンタジーの傑作。

「THE FIRST SLAM DUNK」 監督:井上雄彦
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新しい切り口で、熱烈原作ファンにとっても、そうでない人ににとっても、120点満点の映画化。

正直、自分の中で上の10作品と甲乙つけがたい、次点クラスの6作品。これも見たもん順。

「ブラック・ボックス 音声分析捜査」 監督:ヤン・ゴズラン
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徐々に暗闇に踏み込んでいくテイストの、フランス産ミステリー映画の傑作です。

「ブルー・バイユー」 監督:ジャスティン・チョン
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移民社会アメリカの理不尽に曝される家族の物語。映像美も際立ってました。

「クレッシェンド 音楽の架け橋」 監督:ドロール・ザハビ
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ウクライナだけでなく、パレスチナも忘れてはならないと思う。
パレスチナ問題の現実を直視し、その上で、分断を超えること。

「麻希のいる世界」
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新たな切り口のファム・ファタル映画。鋭利で甘美な。

「ロンバス」 監督:セルゲイ・ロズニツァ
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親ロシア勢力に支配されたドンバス地域の現実を短編オムニバスでブラックに描く本作は必見。本作以外にも「リフレクション」も。

「NOPE」 監督:ジョーダン・ピール
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モノ凄い予算規模で、モノ凄いB級映画を作っちゃった。ホラーエンタメオモシロ映画!

今年は「トップガン マーヴェリック」と「NOPE」と「RRR」と「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」の年だったと思います。
つまり映画館を一大アトラクションの経験に変えてしまう、問答無用のアクション娯楽超大作の一年と言いますか、コロナ渦のステイホーム(配信)から映画館に観客を引き戻す大きな流れがあって、その先陣を切ったのがトップガンだったわけです。
個人的には上の4作品に「スラムダンク」も追加したいところで、あとこじつければ、PTAの「リコリス・ピザ」もその流れの一つとして位置付けたい。特に、あのトラック下り坂バック暴走とか、配信ではなくて大きなスクリーンで観ることが前提の作りだと思う。

あと日本映画は、去年に引き続きの豊作の一年。特に「恋は光」「千夜、一夜」「線は、僕を描く」「窓辺にて」「ケイコ 目を澄ませて」は傑作という形容詞がぴったりでした。
他にも「愛なのに」「猫は逃げた」「ハケンアニメ!」「SABAKAN」「百花」「さかなのこ」「そばかす」なんかも非常に好きでした。

外国映画で上にあげた以外では、
「スティル・ウォーター」「コーダ あいのうた」「ベルファスト」「Hand Of God 神の手が触れた日」「恋人はアンバー」「バルド 偽りの記録と一握りの真実」「ペルシャン・レッスン」「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」などなど。
配信オンリーの映画が全然観ることができていないので、世界の潮流には全然キャッチアップできていないとは思ってます。

最優秀の男性俳優は、やっぱり・・・トム・クルーズ。
次点で「RRR」の二人。
日本人では、窪田正孝、佐藤二郎。

女優さんは岸井ゆきの。「やがて海へと届く」「神は見返りを求める」に続き、「ケイコ 目を澄ませて」はおそらく決定打でしょう。
次点で、大活躍の河合優実。この人は今年は本当に凄かった。


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