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ランチのアッコちゃん (NHKプレミアム) [テレビドラマ]

戸田菜穂がSな女上司を快演!するNHKプレミアムの30分ドラマが、とても面白い。

今回のこのドラマ。主人公は、何となく流れに身を任せて生きている感じの、パッとしない雰囲気の女の子(蓮佛美沙子)。派遣として働く彼女が、職場の厳しい女上司(戸田菜穂)に導かれ、自分自身の生き方に徐々に主体性を獲得していく過程をユーモアを交えて描く、おシゴト系の成長物語。

この女上司が主人公に対して放つ台詞「生き方を変えたかったら、まず食べる物を変えなさい。」は、なかなか良いステートメントだと思う。ちなみにタイトルのアッコちゃんとは、バリバリのキャリアウーマン風のこの女上司、黒田敦子女史のことである。こういうのを、ギャップ萌え、と言うのだろうか。

主人公が勤務する窓際部署に、ヤリ手と社内でも評判の女性役員の黒川敦子が部長として赴任してくる。彼女は早速、使えない部下をクビにするなど辣腕を振るうのだが、何故か主人公に対して昼食の交換を持ち掛ける。1週間限定で、その弁当と交換で、私の代わりに私の行きつけのお店にランチを食べに行くように、と。
主人公は相手が怖いので、嫌々ながらその交換話に応じる訳だが、日によって隠れ家的なカレー屋だったり、移動屋台のスムージーショップだったりして、そこから時間内に職場に戻って来る事も含めて、ランチに行くことは主人公にとって1つのミッションと化してしまう。走らないと間に合わない距離の店に行かされ、その為に上下のジョギングウェアまで用意されたりするんである。

実はそれは、主人公に対する女上司の巧妙なリーディング。やがて主人公の中に今の自分に対しての自問自答が生まれ、仕事においても私生活でも取り組み方が徐々に変わっていく。

とにかく、一見ドSなキャラの戸田菜穂が爽快でカッコ良いのですが、普通にどこにでもいるような女の子を演じる蓮佛美沙子も同じくらい素晴らしい。ナチュラルに主人公のキャラクターに同化している感じが、本当に好感度大なのだ。
あと、主人公と同様に戸田菜穂から薫陶を受ける役どころの野呂佳代も良かった。
それから、ハマケンがチョイ役で出てました。食いしん坊な役でした。

週に一度、この30分ドラマを観る事は、最近のささやかな楽しみの1つでした。自分にとって湯加減が丁度良い感じというか、まあ半分、癒しの様なもんでした。
戸田菜穂が演じるアッコちゃんのキップの良さに、1つの理想的な人間像を見てたのだろう。
30分という尺の短さも、ちょうど良かった。

会社人間となって組織の中でバリバリの仕事人間になる事も含めて、現代女性の働き方の様々な選択肢を提示するストーリー。
大好きな「すいか」「問題のあるレストラン」と同一線上に位置していると言える、好ドラマだった。

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