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2014年第4クールのテレビドラマ [テレビドラマ]

今クールもテレビドラマは充実している感じ。
「相棒」「ドクターX」の2大人気シリーズも安定飛行しているようだし。

「ごめんね青春!」
視聴率苦戦しているみたいですが、個人的な好みで言えば、これまでのクドカン・ドラマの中でかなり上位に来る予感が。まあ、最終話まで観ないとわかんないけど。

主演の錦戸亮と満島ひかりが先生役の学園コメディ。下ネタ多めですが、芸達者な俳優たちを中心とする小ネタ・ギャグの応酬が切れ味良くて、最近のテレビドラマでは断トツの面白さ。
いつもの事ですがナイス・キャラ祭りと化していて、中でも強烈なフックを担っているのがドンマイ先生の坂井真紀、そして、えなりかずきをこんな役に起用したのはどう考えても天才すぎ! これから彼への出演オファーが増えそう。 
これもいつもの事ですが、キャスティングが絶妙、冴えてます。どう考えても声でモロバレの生瀬勝久とか。風間杜夫、斉藤由貴、永山絢斗、波瑠らの起用も当たっていると思う。

それと、ただ楽しい、ってだけじゃなくて、主人公(錦戸亮)の高校時代のキズがこのドラマの大きな要素になっているんですが、この過去エピソードがもはや全然笑えないほど強烈すぎて・・・。
あと、金八のような熱血教師とはほど遠い感じの主人公が、教室で生徒たちに向かって語りかけていく金八的展開には、やっぱり巧いなあ〜とつい唸ってしまう。

「昨夜のカレー、明日のパン」
木皿泉の脚本。「すいか」を彷彿とさせる世界観。
仲里依紗が演じる主人公テツコは、ギフ(義父)の鹿賀丈史と2人暮らし。テツコの夫、つまりギフの実の息子(星野源)は既に他界していて、つまり、死者が媒介になって赤の他人だった2人が家族としてつながっている、という設定。テツコには新しい彼氏(溝端淳平)もいるんだけど、死んだ夫の事が忘れられない。

「すいか」でも、血の繋がらない他人同士が、一つ屋根の下、共感と理解を通じてゆる〜く繋がって行く事が、上質のユーモアとペーソスを織り交ぜつつ描かれていたけど、このドラマもどっかそんな感じ。あと、レトロな雰囲気とか、死または死者の気配とか、片桐はいりサンとか。
ほんわかできて、じんわりとできる。それとエンディングテーマがプリプリ「M」ってほぼ反則!

「信長協奏曲」
漫画のドラマ化。小栗旬が、現代から戦国時代にタイムスリップしてしまった織田信長のソックリさんと、その信長本人の、二人一役。
このドラマもキャスティングにキレがあって良い。向井理、柴崎コウの主役級が準主役として名を連ね、柳楽優弥、新井浩史ら旬の俳優もピックアップ。柴田勝家役に高嶋政宏っていうのも、良いです。
そして山田孝之。信長を憎悪する謎の忍びの役の山田孝之が、木下藤吉郎を名乗り出し、俄然面白くなってきました。

「軍師官兵衛」
官兵衛が敵方に捉えられて土牢に幽閉された辺りをターニング・ポイントに、抜群に面白くなったと思う。田中圭、二階堂ふみ、田中哲司、鶴見辰吾ら、脇役の貢献度は非常に高い。
1話に1回は、思わずゾクっと来るようなセリフが出て来ます。
黒田官兵衛、つまり豊臣方の視点で展開していくNHK大河ドラマでありながら、信長の継承者となってからの秀吉のダーク・サイドをここまで描いたのは、本当によくやってる。そこだけでも高く評価すべき。

「ボーダーライン」
小池徹平主演、本格派の消防/救急隊員ドラマ。これが、レスキューものとしてかなりの本格派で、人間ドラマとしても見応えアリ、の充実作。
消防/救急隊員の職務とその本分をテーマに、仕事と家族の問題とか、個人の成長を描く。主人公が、いわゆる典型的ゆとり世代キャラかと思いきや、ひねくれてるけど実は骨のあるヤツ、っていう設定も、グッとくるのである。
大橋トリオが歌うエンディングテーマとそれにのせて流れる出演俳優たちのイメージ写真?がまた、カッコ良くてよろしい。キャスト陣の中で特に筧利夫がシブくてかっこいい。藤原紀香も凄くいいです。


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