ザ・なつやすみバンド @ TOKUZO 2015-05-16 [音楽]
ザ・なつやすみバンドの待望のワンマンライブを観に名古屋まで。新譜『パラード』リリースツアー。
1週間前の大阪公演には行けなかった。
TOKUZOは、名古屋シネマテークの本当にすぐ近所である。両方行った。近所なので、効率が良かった。名古屋シネマテークは雑居ビルの中に隠れた知る人ぞ知るシアターって雰囲気の、妙に味のあるミニシアター。一方でTOKUZOは新しくて非常にオシャレな感じのライブハウスだった。
開演前、スパサマのリミックスバージョンが流れる。やがて登場した4人、新譜の1曲目「SEASONS」で静かな感じのスタート、そしてドラムのカウントからポップな「せかいの車窓から」とつながる。いい曲だ。
ドラムの村野さんがナレーションを開始して、その中の「浜松のサービスエリアで置き去りにされても」の言葉に一部から爆笑。これは、今朝の東京から名古屋までの車移動で、MC sirafuが浜松のサービスエリアで一人取り残されてしまうという今朝の事件。そんなナレーション(彼女の声はナレーション向けだと思う)から、「ユリイカ」のサンバなイントロ、楽しそうに演奏が跳ねていく。
言うまでも無く、この日は2nd『パラード』お披露目なセットリスト。
しかし、「雨にぬれても」のカバーを披露して、そのまま「傘はいつも」に入ったり、「風の谷のナウシカ」をバンドアレンジでカバーしたり、趣向をこらしていて、中でも楽器を頻繁に持ち替えながらバンドの音を時にカラフルに、時にポエティックに色付けしていくMC sirafuが大活躍。
全体として、音楽に無邪気に向き合う彼らの喜びは、バンド演奏のグルーヴにのってオーディエンスにも伝染していく。
「かぜまちライン」「echo」「鳥は舞いおりた」といったミディアムテンポの佳曲も良かったし、この日披露された新曲も名曲の予感タップリだったが、ハウス・ミュージック風サマーアンセム「スーパーサマーウィークエンダー」以降は確実に成長しているバンドの地力が遺憾なく発揮。
「スーパーサマーウィークエンダー」でのシラフさんのヴォーカルが味がありすぎ、それと途中のもたつくビートもこの曲の奇妙な魅力の一つ。続く「自転車」の熱く切なく疾走するグルーヴに、場内の熱も一気に上がった感。息を呑む。
静かに始まる「波」のメランコリーは、中川さんのヴォーカリストとしての魅力を再認識、そして、曲の後半の合唱へと繋がる。再び疾走系の「悲しみは僕をこえて」も、余りにも素晴らしい!
そして本編最後は、アコギを弾いた中川さんの歌声で始まる名曲「ファンファーレ」。後半のMC sirafuのトランペットを聴きながら、俺はこの後、この超のつく名曲を、何度ライブで聴く事になるんだろう、と思った。そして何度でもライブで聴けるように、毎日地道に生きて行くのだ、と思った。
アンコールは、キュートなポップソングの「サマーゾンビー」。楽しい。やっぱいい曲だ。
そしてラストは「なつやすみ(終)」をしっとりと。この曲が一番聴きたかったのかも、とこの曲を聴きながら思った。いや、もう一回彼らのライブでこの曲を聴きたい!今年の夏が終わる前に。夏を感じながら。
1週間前の大阪公演には行けなかった。
TOKUZOは、名古屋シネマテークの本当にすぐ近所である。両方行った。近所なので、効率が良かった。名古屋シネマテークは雑居ビルの中に隠れた知る人ぞ知るシアターって雰囲気の、妙に味のあるミニシアター。一方でTOKUZOは新しくて非常にオシャレな感じのライブハウスだった。
開演前、スパサマのリミックスバージョンが流れる。やがて登場した4人、新譜の1曲目「SEASONS」で静かな感じのスタート、そしてドラムのカウントからポップな「せかいの車窓から」とつながる。いい曲だ。
ドラムの村野さんがナレーションを開始して、その中の「浜松のサービスエリアで置き去りにされても」の言葉に一部から爆笑。これは、今朝の東京から名古屋までの車移動で、MC sirafuが浜松のサービスエリアで一人取り残されてしまうという今朝の事件。そんなナレーション(彼女の声はナレーション向けだと思う)から、「ユリイカ」のサンバなイントロ、楽しそうに演奏が跳ねていく。
言うまでも無く、この日は2nd『パラード』お披露目なセットリスト。
しかし、「雨にぬれても」のカバーを披露して、そのまま「傘はいつも」に入ったり、「風の谷のナウシカ」をバンドアレンジでカバーしたり、趣向をこらしていて、中でも楽器を頻繁に持ち替えながらバンドの音を時にカラフルに、時にポエティックに色付けしていくMC sirafuが大活躍。
全体として、音楽に無邪気に向き合う彼らの喜びは、バンド演奏のグルーヴにのってオーディエンスにも伝染していく。
「かぜまちライン」「echo」「鳥は舞いおりた」といったミディアムテンポの佳曲も良かったし、この日披露された新曲も名曲の予感タップリだったが、ハウス・ミュージック風サマーアンセム「スーパーサマーウィークエンダー」以降は確実に成長しているバンドの地力が遺憾なく発揮。
「スーパーサマーウィークエンダー」でのシラフさんのヴォーカルが味がありすぎ、それと途中のもたつくビートもこの曲の奇妙な魅力の一つ。続く「自転車」の熱く切なく疾走するグルーヴに、場内の熱も一気に上がった感。息を呑む。
静かに始まる「波」のメランコリーは、中川さんのヴォーカリストとしての魅力を再認識、そして、曲の後半の合唱へと繋がる。再び疾走系の「悲しみは僕をこえて」も、余りにも素晴らしい!
そして本編最後は、アコギを弾いた中川さんの歌声で始まる名曲「ファンファーレ」。後半のMC sirafuのトランペットを聴きながら、俺はこの後、この超のつく名曲を、何度ライブで聴く事になるんだろう、と思った。そして何度でもライブで聴けるように、毎日地道に生きて行くのだ、と思った。
アンコールは、キュートなポップソングの「サマーゾンビー」。楽しい。やっぱいい曲だ。
そしてラストは「なつやすみ(終)」をしっとりと。この曲が一番聴きたかったのかも、とこの曲を聴きながら思った。いや、もう一回彼らのライブでこの曲を聴きたい!今年の夏が終わる前に。夏を感じながら。
2015-05-22 18:53
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0