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おとぎ話 / ザ・なつやすみバンド @ 新代田Fever 2016-7-15 [音楽]

おとぎ話の対バン企画 New Moon, New Moon で、ザ・なつやすみバンドと対バンする事を知り、場所が東京にも関わらず、しかも平日夜である事にも関わらず、チケットを衝動買いしてしまいました。私は社畜失格です。整理番号は2番だった。

午後、半休を取得して新幹線で東京へ。新代田FEVERは、新代田駅のすぐ目の前にあった。

夏が来た事をしっとりと告げるかのような、はっぴいえんど「夏なんです」のカバーで始まった、先攻のザ・なつやすみバンド(TNB)のライブ。原曲が持っている、えも言われぬ詩情は、まさしくTNBならではのハマり具合。その曲が終わるや否や、間髪入れず「自転車」のピアノイントロ! そのまま一気に「悲しみは僕をこえて」と、静かな始まりから一気にエモ温度をヒートアップさせる序盤の流れは、季節感、すなわち夏の始まりも同時に感じさせてくれて、グッと来た。

この度、めでたく3rdアルバムをリリースし、しかもフジロック初出演!(しかも2公演!!)の彼ら。
この日のセットはそのリリース間近の新譜から数曲お披露目。その中で、先行配信された「森のゆくえ」は新たな定番になりそうなポップソング。その次に演奏された新曲はMC sirafuのクラブ趣味がアレンジの前面に出たスペーシーでエクスペリメンタルな感じ。その流れで「ラブソディー」にはオーディエンスからも熱い反応が。

MCタイム。中川さんが実はおとぎ話のファンで、TNB結成当初におとぎ話のライブを観に行った時に「KIDS」を聴いて、こんなバンドになりたい!という理想像になったという事を告白。正直これは意外だった、そして、今回の対バンのブッキングに納得。

新譜からこの日もう一曲披露されたのは、PV発表済みの「Odyssey」、これも定番になりそうな予感を強く感じさせるポップな仕上がり具合。そのままノンストップで「SSW」にフェードイン、この曲で繰り返されるフレーズ「毎日が夏休みだったらいいのになあ」に、何かグッとこみ上げてくるものが。そして、「パラード」のピアノに突入する。

バンドサウンドのアレンジが本当に素晴らしい「ハレルヤ」、そして「ファンファーレ」と、中川さんの傑出したソングライティングセンスが爆発した超名曲2連発で、この日の彼らのライブはフィナーレ。

さて、ホストのおとぎ話のライブが始まったのは、9時前後。
1曲目は「JEALOUS LOVE」、彼らにはしては割と珍しい、イマドキの日本のロックバンドっぽい曲調なんだが、これが鉄板のカッコ良さである。こういう曲に、何か夏っぽいフィーリングをついつい感じてしまうのは、多分、真心ブラザーズ「サマーヌード」以降のことだと思う。
次の「No SOS」はやはりいい曲で、有馬氏のメロディメイカーとしての才を改めて実感。その次は新曲で、また、中盤で披露された「セレナーデ」も夏感を感じさせるミディアムチューン。狙ったところを突いてみせるような有馬氏のソングライティングはちょっと職人的ですらある。

そうか、今回の対バンは、二人の天性のシンガーソングライター同士の対バンなのである。

後半戦では、「AURORA」の熱唱に胸を熱くさせられたり(「ファンファーレ」と「AURORA」の両方が聴けた事が本当に感慨深いのです)、TNBライブ中の中川さんのMCにレスポンスする形で「KIDS」を披露したり、久しぶりの「Star Ship」、そして「COSMOS」「少年」と超名曲連発で本編終了。

アンコールでは、TNBの面々をステージに呼び込んで、サザンオールスターズ「ラチエン通りのシスター」を楽しくカバー。
そんな彼らを見送ったあと、私は夜行バスで関西に戻った。

とても気持ちが良い翌朝、家のPCでPitchfork Festivalのライブストリーミングを鑑賞。
ちょうどBroken Social Sceneのライヴ中。久しぶりに彼らのライヴを観たい! 来日してくれんかな。 ところでステージ上にギター何人おんねん。
そんな事を思いながら観ていたら、ラストで演奏された「cause = time」「KC Accedental」になんか知らんけど涙が出そうになる程、猛烈に感動。
やっぱり私は音楽が無いといきていけないのかもしれない。
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