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YeYe @ 京都MUSE  2017-01-07 [音楽]

正月明けの3連休の初日。
YeYe 3rd Album 「ひと」リリースツアーの総仕上げ、京都公演。この日はいつものYeYeバンドに、サックス、トロンボーン、トランペットの3人の男性ホーン隊、及び女性コーラス2人のサポートメンバーを従えた、総勢9名の大所帯編成。

趣向を凝らした開演時の演出が楽しかった。
場内が暗転すると、MUSE内部の横の壁面に設置されたスクリーンに今日のメンバー一人一人の紹介映像が。そして、ビルの4階に位置する京都MUSEへと階段を駆け上がる自撮りムービーが流れ、会場後方の2階席から観客を見下ろす形でワーイ!と登場。 
かたやステージの幕が上がると、ステージ上ではたった一人、ドラムセットに腰掛けた妹尾氏の姿。ソロのドラムプレイ、すかさず同調するお客さんのハンドクラップ、後方から観客エリアを通ってわらわらとステージに上がるYeYeとその一団。そしてステージ上に勢ぞろいしたこの日のYeYeバンド特別編成9名によって、この日の一曲目「パレード」に突入したのだった。

「パレード」が終わると、YeYeはキーボードからギターに持ち替え、引き続き9人編成で、ロックチューン「a girl runs」、そして「He doesn't have Christmas」。軽快で風通しのいいポップネス、YeYeの音楽の魅力は何よりもそこにあって、序盤から、それが早くも全開。
サポートの5人がひとまず退場して、いつもの4人編成となってからは、いつものように、ボケとツッコミの役割分担が4人の中で明確な、愉快かつ腰砕けな4人のMCを挟みつつ、しばらく4人での演奏が続いた。

ヘビーなギターリフがガツンと炸裂する「Broke Your Phone」に、オーディエンスの反応がひときわ大きくなった。個人的に新譜の中でも特に好きな「ねじれる」のスケール感はライブでこそ本領を発揮する。そして「ハロー、ディア、ペネロピ」、「Veronika」、女性コーラス隊をステージに呼び戻しての「のぼる、ながめる」と続くセットリスト構成が、それぞれの曲が持つ表情と感情をグラディエーションのように繋いでいくようで、素晴らしかった。「Veronika」では、サポートの女性コーラスをあえて呼ばず、妹尾氏を中心とするコーラスワークをフィーチャーし、なかなか素敵だった。

田中成道のピアノソロから始まる田中氏の曲「Under The Sun」が、この日は何だか感動的な仕上がりだった。「Morning」では、オーディエンスにひときわ大きな歓声を要求、それにオーディエンスが応え、非常に盛り上げた。アッパーなダンスチューン「Do We We a」はホーンセクションが入った特別アレンジにて。そして「close your eyes」ではバンドとオーディエンスのハンドクラップの適度なバラバラ感が、いつぞや観たDirty Projectorsのライブのようで、メッチャ楽しい。

静かに胸に迫るような「very bad nights make you strong」は名曲で、後半のトランペットがまた、沁みてきた。そして「ate a lemon」でバシッと決めて、本編終了!

アンコールでは、YeYeのギター弾き語り+女性コーラス隊の3人だけで「明日は来ないか」。曲の後半でYeYeバンドの3人が音を重ね、思わずグッと来るアレンジで披露された。やっぱり今日の演奏は、アレンジ面でも非常に趣向を凝らし、練られている。で、「Miserable」は9人編成、これが太い4ツ打ちキックに圧倒された、まさに圧巻の演奏。

今日はあの曲はやらないんだなーと思ってたら、2回目のアンコール、この日のラストソング「ほしとにし」。アルバムに収録されているのは弾き語りなんだが、この日は、よりロック・テイストなバンドアレンジで、曲の良さが倍増。押し寄せる猛烈な感動、胸いっぱい。最高のライブショウだった。



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