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ギリシャ一人旅 その1 出発 [ギリシャ旅行の記録 2012年8月]

今年の夏は、入社して十数年経過して、初めての9日間もの長期夏季休業となったので、思い切って海外を一人旅する事にした。
どの国にしようか? 
最終的にギリシャに決めた。何か知らんが、クレタ島にずっと行ってみたかったのだ。
ヨーロッパ文明の源流。
半牛半人の怪物ミノタウロスとラビリンスの神話。
そんな漠然としたイメージしかないのだが。

クレタ島にずっとステイする事も考えたが、時間をもてあましそうだったので、色々他にも行きたい地域があったのだが、ペロポネソス半島を見て回る事にした。
かつての強大な軍事都市国家スパルタが位置していて、今は「ヨーロッパの偉大なる田舎」と言われている地域である。
これは、大学の時に読んだ沢木耕太郎「深夜特急」で、香港からポルトガルまで旅をする主人公が、スパルタの遺跡を前に感慨にふけっていたのが、結構印象に残っていたので。

アテネを起点にする形で、旅の前半をペロポネソス半島、後半にクレタ島、というルートに決定。

こうした旅のプランニングの詳細を固める前に、お盆休みのハイシーズンなので航空券だけは先に押さえておく必要があり、4月後半にはアテネ行きのチケットを購入した。
一番安かった中国国際航空(China Air)で。
他のヨーロッパ系エアライン、あるいはトルコ航空やエミレーツ航空などと比較して、China Airは大体1/2~2/3程度の価格で非常にリーズナブル。

しかしネット情報では、中国系の航空会社は結構評判が悪いのが判明。
「添乗員が横柄」「乗客がうるさくて寝れない/マナーが悪い」「自分の座席に別の乗客が座ってて、仕方無くそいつの席に移った」「トイレが詰まって故障」(←飛行機でそんなんアリかよ)などなど...。
実は今回の旅の、不安点の一つだった。

結論から言えば、これは杞憂に過ぎなかった。

8/10(金)19:30関空発、中国東方航空。2時間ほどで上海に到着。
人生初の上海! トランジットだが。

ここで、航空会社が中国東方航空から中国国際航空(China Air)に変わるので、一旦中国への入国手続きを行い、貨物のリュックサックをバゲージ・クレームでピックアップした後、China Airのカウンターに向かいアテネ行きの便にチェックイン。
カウンターで、ミュンヘン→アテネのボーディング・パスはここ(上海)では発券できないので、ミュンヘンでチェックインして発券して欲しい、と言われる。
荷物はミュンヘンでピックアップする必要は無く、アテネで良いとのこと。
うーん、なんかめんどくさそう。それにミュンヘンのトランジットは1時間強しかなく、間に合うのか?
少々不安になる。

China Airとルフトハンザとの共同運航便である上海→ミュンヘンのフライトは、快適そのものだった。
機体はルフトハンザの機体である。
当然エコノミー席だが、一人一人のスペースが結構広く(横に2/4/2の並び)、各座席に個別に画面が設置されていて、映画もバラエティに富んだ豊富なタイトルを自由に選択して観れる。

エディ・マーフィの今年の新作「A Thousand Words」を日本語字幕で観た。未だ日本で公開されてないのに、日本語字幕で見れる! しかも中国/ドイツ系のエアラインで。
余りの設備の良さに感心。
映画自体も、ギャグが切れていて、とても面白かった。(一応、感動作であった。)

映画を観た後は、窓側の席だったので、5時間以上熟睡できた。飛行機でここまで熟睡できたのは初めてだった。

他の客のマナーが悪いという事もなく(客の半分は欧米人)、CAの態度については特に男性CAが無愛想だったけど、横柄というほどでは無い。
機内食については、まあ普通である。機内食に過剰な期待をしないので、まあこんなもんか、という感じ。
トイレも大丈夫。
中国系のエアライン、国内線はどうかわからないけど、国際線は一切問題無し。でした。

現地時間、土曜日の早朝にミュンヘン国際空港に到着。日本時間は土曜日の午後。

入国審査を通過し、空港内のChina Airのカウンターに向かい、並びながら待って、アテネ行きの飛行機にチェックイン。面倒な安全検査を通過して、アテネ行きの飛行機に搭乗する。
上海→ミュンヘンの飛行機が定刻で到着したので、全然余裕で間に合った。
ただ、もしミュンヘンへの到着が30分遅れていたら、この乗り継ぎは無理だったと思う。

というわけでミュンヘンから2時間のフライト、アテネのエレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港に現地時間10時半に到着した。

一人で海外旅行は初めてである。
どうなることやら。期待より正直不安が。

続く


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