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たゆたう、Jaaja @ 京都URBANGUILD 2012-9-1 [音楽]

この日は、たゆたうのライブを見に京都に向かう。
アバンギルドで20時開演、対バンはJaaja。

先行は、ホームのたゆたう。
キャンドルの炎が揺らめく中でのたゆたうのライブは、いつもよりも幻想的で、同時に親密な空気に満ちたものだった。
アコースティック・ギターの最初の一音の弦の響きで、世界は瞬間的に、静かに変わる。
様々なトイを使って出す音のざわめきに、自然の静寂の中に漂う生命感のようなものを感じた。
にしもとさんの歌声と彼女たちの演奏で、気が付くと、どこか別の場所に運ばれていく感覚があった。

という感じで、聴く人がそれぞれに感覚を研ぎ澄まし、イマジネーションが膨らんでいく、繊細で鋭敏、カラフルな音楽。
この日は特に新曲が素晴らしかった。6/8拍子の、船にゆられている様な感じの曲と、彼女達の曲としては異色な、豪快な感じの曲が。
知っている曲では特に「おいわいのうた」「つきにうたかた」「いのちのいえ」が素晴らしかった。

後攻のJaaja。名古屋のバンド。前に一回観た事があった。
メンバー5人全員、頭からかぶり物をして、客席後方からちんどん屋行進するかのように演奏しながら登場。
普段は人間に身をやつしている5匹の地霊達が、正体を現したかのような。
そのまま怒濤の如く、インストナンバーを2曲。
それから頭のカブリ物を外し、童謡のような、フォークロアのような、奇妙に味のある歌の数々が演奏された。夢の世界(眠った時のほうの夢)のソウルフラワーユニオン。
飾らない歌声がとても良かった。

最後は、Jaajaとたゆたうの共演で、ルイ・アームストロングの「What a wonderful world」を、Jaajaのボーカル/ギターの男性によるオリジナルな日本語訳でカバー。
飾らない言葉で世界への祝福を歌い、アコースティックな楽器の演奏でその唄に寄り添う彼らの共演に、この日で一番の感動。

音楽というアートフォームの無限の可能性を何げに垣間見せてもらったような今日のライブに、実にいいものをもらって、この夜は帰途についたのだった。

そうそう今回のイベントは、ワンドリンクならぬワンおつまみ。
コロッケか生春巻きが選べるのだった。
生春巻き、美味しかった。



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