スペイン旅行日記 その1 2013-12-28、29 バルセロナ [スペイン旅行の記録 2013年末]
2013-12-28
前日、エゴラッピンのライブを観に行き、帰宅して5時間半後の早朝5時30分に自宅を出発。
凍てつく寒さの中を、空港バスが出るバス停まで20分の道のりを歩く。そして関空へ。
お金も無いのに海外旅行。行ける時に行くのだ。
スペインは初めてで、バルセロナとアンダルシアが今回の旅行の目的地。特にイスラム文化とキリスト教文化の融合の地、アンダルシアは、ずっと憧れの土地だった。
関空→仁川→モスクワ→バルセロナというルートで、バルセロナに到着したのは、現地時間の夜10時30分ごろ。
飛行機の旅は、この上なく順調だった。自宅を出発して25時間経過。
時間帯が遅いので、空港から市内のホテルまで、タクシーを使うことにした。
タクシーの、メーターが上がっていく速度が尋常じゃなく、正直気が気じゃなかった。
ホテルまで、約30ユーロ。ちなみに泊まった安宿が一泊20ユーロである。うーん。
明けて、翌29日。
この日はバルセロナ観光。
まずは、FCバルセロナの本拠地カンプ・ノウの巡礼である。券売機と改札でおっかなびっくりしながら、バルセロナの地下鉄を初利用。宿の最寄り駅ポブレ・セクから、ラス・コルツ駅で下車、そこから徒歩15分程度。唐突にあのカンプ・ノウが街のど真ん中に出現。朝9時半過ぎ、周辺に人けは少ない。
朝早く、イニエスタのお出迎え。
折角なんで、スタジアムの中に入りたかったのだけど、入場料がEUR23 (約3200円)と聞いてたじろぐ。高いよ。試合があれば、その数倍でも払うけど。
と言う訳で、現地に行って、結局中には入らず、公式グッズを売っているショップ内を冷やかして、カンプ・ノウを後にした。公式ユニフォームも1万円以上、まあそんなもんだろうけど、やっぱり高いわ。
続いて向かうは、ガウディのサグラダ・ファミリア。地下鉄サグラダ・ファミリア駅下車、すぐ。地下鉄便利。
しかし多数の観光客の前のゲートが閉まっていて、この日は、午後2時からしか入場できない、とのことだったので、とりあえずその場を立ち去って、知人が「死ぬまでに一回は行ってみたい」と言っていた、ガウディのカサ・ミラという建築物を観に行った。
カサ・ミラ。
入場口の前には既に長蛇の観光客の列で、まあ並んで20分くらいで入れたけど、入場料はEUR16.50(2300円程度)とソコソコ高い。
好きな人なら十分その価値があると思うけど、私のような人間にとっては、内部を見学しての正直な感想は、「まあ、ちょっと高いかな。」です。
カサ・ミラの屋上は軽く異空間で、一見の価値ありでした。この写真では、遠くにサグラダ・ファミリアも。
カサ・ミラから歩いて5分くらいの距離(同じ通り沿い)のガウディのカサ・バトリョを観に行った。これは外から眺めただけ。
後で、夜にも観に行ったけど、夜のカサ・バトリョは本当に綺麗。マジで。
こんな感じ。
そこから、歩いてゴシック地区へ。
バルセロナの歴史地区、カテドラルを中心に狭い路地が入り組んでいて、多くの観光客がそぞろ歩いていた。(スリの多発地帯のようです。)
適当に歩いていると、不意に、カテドラルが視界に入り、おおッ!と。これは結構感動してしまった。不意打ちだったから、余計に。
カテドラルも14時までクローズ、との事だったので、人混みの中、その周辺の路地を歩いていると、やがて、14時を告げるカテドラルの鐘の音の乱舞! そして、その音が鳴り止むと同時に、路地の一角でスタンバっていた3人組の路上ミュージシャンが、アラブ音楽を演奏し始めた。嗚呼、この一連を、音も含めて、デジカメのムービーで撮影しておけば良かった!と思いながら、カテドラルの入り口に戻るべく、その一角を抜けて、路地を彷徨った。
通り過ぎた路地の一角では、マリオネットを操っているおじさんと、それを黙って見ていた小さな白人の子供2人がいて、その年老いた人形使いによる緩慢な人形の仕草に明らかに飽きていたその子供たちは、揃って回れ右して、どこかへと消え去った。
それを横目で見ていて、急に猛烈な空腹感に襲われ、身体がフラフラしてしまう。そのまま歩いていると、もう一度、同じマリオネットのおじさんと出会って、同じ場所をウロウロしている自分に気付く。
やがて、『王の広場』と言われている石畳の静かな広場があって、そこを通り過ぎて、少し歩いてようやく、カテドラルの入口に戻ることが出来たのでした。
入場待ちの行列に並ぶ。
カテドラルの入場料は6ユーロ。
ガウディより安い!
内部は静謐な信仰の空間になっていて、観光客たちも一様に黙り込んで、なるべく足音も立てずに、内部の壁にかけられた多数の宗教画などを見学して回る。もっともらしい顔つきで。当然俺も。
それはともかく、ときどき、妙な低音が、ぶぅんと鳴って、あの音は一体何だったんだろう。
カテドラルを出た後は、ガイドブックに載っていたレストランに入ってパエリアを食べて、それから、徒歩で再びサグラダ・ファミリアへと向かった。
サグラダ・ファミリアに到着したのは4時半過ぎ。入場待ちの列に並びます。
サグラダ・ファミリアの入場料は13ユーロ。カサ・ミラと比較すると、適正価格だと思う。
ただ、既にエレベーター待ちの人が多数で、閉場時刻が差し迫っていたので、塔には登れなかった。
サグラダ・ファミリアの内部は、観光客多数。中でも私のような東洋人の姿が目立つ。
とても美しい内部空間だったけど、観光客が多過ぎて、あまり有り難みは無かった。観光客でごった返しているフロアの、一階下のフロアでは、厳かにミサが行われていた。そこには観光客は行けない、っぽい。
天井。
あと、色とりどりのステンドグラスとか、サグラダ・ファミリアの内部は煌めく美しさだった。
サグラダ・ファミリアの観光を終えて、バルセロナの観光の目的は終わった気分。カンプ・ノウにも行ったし。
グエル公園には行きたかったなあ。
後はこの日は、適当に散歩しながら、適当な場所で晩ご飯を食べて、そのまま宿に帰って、宿に到着したら直ぐに就寝。
明日の朝は、ホテルを5時半出発で、空港に向かわなければならない。
前日、エゴラッピンのライブを観に行き、帰宅して5時間半後の早朝5時30分に自宅を出発。
凍てつく寒さの中を、空港バスが出るバス停まで20分の道のりを歩く。そして関空へ。
お金も無いのに海外旅行。行ける時に行くのだ。
スペインは初めてで、バルセロナとアンダルシアが今回の旅行の目的地。特にイスラム文化とキリスト教文化の融合の地、アンダルシアは、ずっと憧れの土地だった。
関空→仁川→モスクワ→バルセロナというルートで、バルセロナに到着したのは、現地時間の夜10時30分ごろ。
飛行機の旅は、この上なく順調だった。自宅を出発して25時間経過。
時間帯が遅いので、空港から市内のホテルまで、タクシーを使うことにした。
タクシーの、メーターが上がっていく速度が尋常じゃなく、正直気が気じゃなかった。
ホテルまで、約30ユーロ。ちなみに泊まった安宿が一泊20ユーロである。うーん。
明けて、翌29日。
この日はバルセロナ観光。
まずは、FCバルセロナの本拠地カンプ・ノウの巡礼である。券売機と改札でおっかなびっくりしながら、バルセロナの地下鉄を初利用。宿の最寄り駅ポブレ・セクから、ラス・コルツ駅で下車、そこから徒歩15分程度。唐突にあのカンプ・ノウが街のど真ん中に出現。朝9時半過ぎ、周辺に人けは少ない。
朝早く、イニエスタのお出迎え。
折角なんで、スタジアムの中に入りたかったのだけど、入場料がEUR23 (約3200円)と聞いてたじろぐ。高いよ。試合があれば、その数倍でも払うけど。
と言う訳で、現地に行って、結局中には入らず、公式グッズを売っているショップ内を冷やかして、カンプ・ノウを後にした。公式ユニフォームも1万円以上、まあそんなもんだろうけど、やっぱり高いわ。
続いて向かうは、ガウディのサグラダ・ファミリア。地下鉄サグラダ・ファミリア駅下車、すぐ。地下鉄便利。
しかし多数の観光客の前のゲートが閉まっていて、この日は、午後2時からしか入場できない、とのことだったので、とりあえずその場を立ち去って、知人が「死ぬまでに一回は行ってみたい」と言っていた、ガウディのカサ・ミラという建築物を観に行った。
カサ・ミラ。
入場口の前には既に長蛇の観光客の列で、まあ並んで20分くらいで入れたけど、入場料はEUR16.50(2300円程度)とソコソコ高い。
好きな人なら十分その価値があると思うけど、私のような人間にとっては、内部を見学しての正直な感想は、「まあ、ちょっと高いかな。」です。
カサ・ミラの屋上は軽く異空間で、一見の価値ありでした。この写真では、遠くにサグラダ・ファミリアも。
カサ・ミラから歩いて5分くらいの距離(同じ通り沿い)のガウディのカサ・バトリョを観に行った。これは外から眺めただけ。
後で、夜にも観に行ったけど、夜のカサ・バトリョは本当に綺麗。マジで。
こんな感じ。
そこから、歩いてゴシック地区へ。
バルセロナの歴史地区、カテドラルを中心に狭い路地が入り組んでいて、多くの観光客がそぞろ歩いていた。(スリの多発地帯のようです。)
適当に歩いていると、不意に、カテドラルが視界に入り、おおッ!と。これは結構感動してしまった。不意打ちだったから、余計に。
カテドラルも14時までクローズ、との事だったので、人混みの中、その周辺の路地を歩いていると、やがて、14時を告げるカテドラルの鐘の音の乱舞! そして、その音が鳴り止むと同時に、路地の一角でスタンバっていた3人組の路上ミュージシャンが、アラブ音楽を演奏し始めた。嗚呼、この一連を、音も含めて、デジカメのムービーで撮影しておけば良かった!と思いながら、カテドラルの入り口に戻るべく、その一角を抜けて、路地を彷徨った。
通り過ぎた路地の一角では、マリオネットを操っているおじさんと、それを黙って見ていた小さな白人の子供2人がいて、その年老いた人形使いによる緩慢な人形の仕草に明らかに飽きていたその子供たちは、揃って回れ右して、どこかへと消え去った。
それを横目で見ていて、急に猛烈な空腹感に襲われ、身体がフラフラしてしまう。そのまま歩いていると、もう一度、同じマリオネットのおじさんと出会って、同じ場所をウロウロしている自分に気付く。
やがて、『王の広場』と言われている石畳の静かな広場があって、そこを通り過ぎて、少し歩いてようやく、カテドラルの入口に戻ることが出来たのでした。
入場待ちの行列に並ぶ。
カテドラルの入場料は6ユーロ。
ガウディより安い!
内部は静謐な信仰の空間になっていて、観光客たちも一様に黙り込んで、なるべく足音も立てずに、内部の壁にかけられた多数の宗教画などを見学して回る。もっともらしい顔つきで。当然俺も。
それはともかく、ときどき、妙な低音が、ぶぅんと鳴って、あの音は一体何だったんだろう。
カテドラルを出た後は、ガイドブックに載っていたレストランに入ってパエリアを食べて、それから、徒歩で再びサグラダ・ファミリアへと向かった。
サグラダ・ファミリアに到着したのは4時半過ぎ。入場待ちの列に並びます。
サグラダ・ファミリアの入場料は13ユーロ。カサ・ミラと比較すると、適正価格だと思う。
ただ、既にエレベーター待ちの人が多数で、閉場時刻が差し迫っていたので、塔には登れなかった。
サグラダ・ファミリアの内部は、観光客多数。中でも私のような東洋人の姿が目立つ。
とても美しい内部空間だったけど、観光客が多過ぎて、あまり有り難みは無かった。観光客でごった返しているフロアの、一階下のフロアでは、厳かにミサが行われていた。そこには観光客は行けない、っぽい。
天井。
あと、色とりどりのステンドグラスとか、サグラダ・ファミリアの内部は煌めく美しさだった。
サグラダ・ファミリアの観光を終えて、バルセロナの観光の目的は終わった気分。カンプ・ノウにも行ったし。
グエル公園には行きたかったなあ。
後はこの日は、適当に散歩しながら、適当な場所で晩ご飯を食べて、そのまま宿に帰って、宿に到着したら直ぐに就寝。
明日の朝は、ホテルを5時半出発で、空港に向かわなければならない。
2013-12-30 05:17
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