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Clammbon よみうりランド2DAYS!!! 2012-9-16, 9-17 [音楽]

今年は多分、これが最初で最後の彼らのライブだと思われたので、躊躇する事なく、東京まで観に行く事を即決。

1日目、9/16(日)
ライブの前に、青梅市に観光に行った。
赤塚不二夫会館とか塩船観音寺(でっかい観音様が山の上に立っていた)とか観に行ったけど、あいにく天気が雨で、夜行バスによる睡魔も重なり、観光は不調。

河辺駅前のスーパー銭湯、梅の湯にて一休み。畳スペースで寝る。

この日のクラムボンのライブは、スペシャルなアコースティック・セット。ストリングス隊が入る。
17時開演、夕方から夜にかけての野外ライブになった。

まずは3人だけで登場し、ステージ前方に3人が並んで立って、アコースティックな「サラウンド」。
軽くサラッと別アレンジで代表曲を1曲目に決めてしまう、さすが。
そしてそれぞれの楽器のポジションに着いての2曲目「Re : The New Song」、軽やかに跳ねて行くようなこの曲のこのバンド・アレンジは大好き。

やがてストリングス隊、徳澤青弦ストリングスの8名が登壇して、本編終了までその編成でのライブ。
MCで、今日は全部「Re」(=Re-arrangeバージョン)だから、と聞いて、内心ガッツポーズを決めるオレ。
ファンとしては、感無量ッス!

「Re : Re : シカゴ」で彼らのバンドサウンドに、ストリングス隊の深い音色が重なった時に、なんて耳に贅沢な音なんだろう、と感動。

けどその後の「はなればなれ」”B級ホラー”バージョン。
悪ノリしすぎなアレンジ。徹底的に遊んでます。
ノリの良い観客から、悲鳴で合いの手が入る。
悲鳴も含めて音源化して下さい。
原曲がバンドの顔的な代表曲だけに、このバージョンがライブで演奏されるのはおそらく、この日が最初で最後のような気が。

ちょうど観客席後方のビールを買いに行っていた時に演奏され始めたのは、「Re : なみだとほほえむ」。
i-tunesで購入できるバージョンのアレンジ。
ミトの弾く弦楽器の音(←名前がわかりません)が会場全体を優しく包み込んで、夕暮れの名残の赤が夜の闇に急速に呑まれていく時間帯に、めちゃくちゃハマっていた。

そして圧巻だったのは、「ララバイサラバイ」。
まさかのビートレスアレンジとは。大ちゃんまでもピアノに向かっての3人連弾シーンも。
かなり抜本的にいじったこのアレンジをやらんがための、今日のこの編成だったのでは、という気がしてきた。

アンコールの最後の曲「id」のアレンジも、かなり突出した冒険をしていて、この日のライブは「ララバイサラバイ」「id」のアイデアがまず先にあって、そこから他の曲のアレンジや選曲をそれに合わせて組み立てていったような、そんなライブだったように思う。

この日のライブは、DVD、あるいはCD or 配信でのライブ盤形態でも良いので、フルで作品化して欲しい。ていうか、するでしょう。
テレビカメラが入っていたし、二日目の最後の方で、まだどんな形になるのかは決まってないけど、この二日間は必ず世に出したい、て言ってたし。


翌日 9/17 (祝日)
この日は15時開演。
前日とは打って変わり、3人だけのいつものバンドセット。
晴天で、「日が暮れるまでには終わるから。」とのこと。
昨日の夜の野外とは全く趣向の異なる二日目になった。

「KANADE Dance」で始まり、「NOW」「Good Time Music」「パン蜜」と、快調な出だし。

その後、ライブで演奏するのは超ひさびさという「ORENZI」「まちわびまちさび」「アホイ」(←Re バージョンでなく)の早い曲を3曲連続。前半の山場。
特に「アホイ」のオリジナルバージョンは、音源でも聴いた事が無かったので、非常に新鮮。
こういうパンキッシュなクラムボンを見れるのもライブならでは。カッコいい。

スロウな名曲「便箋歌」「コントラスト」2曲が前半と後半の橋掛けとなり、後半は「サラウンド」「バイタルサイン」の超代表曲に、「Merry Go Round」「Carnival」、そして本編最後は「tayu-tau」「Long Song」と、この日はアルバム「Musical」からの曲が特に多くピックアップされたセットだった。

中でも圧巻は「バイタルサイン」。
曲の山場で、サウンドトラブルだと思うけどミトが弾いていたベースを横に投げつけて別のベースに交換する事態が発生。
ベースの音が止まって一瞬音が薄くなった時に、その場を助ける様に炸裂したのが、伊藤大助のドラム。
まさかこのタイミングで、って時に発生した突発的なアクシデントに対し、それを逆にバネにして、即興で見せ場に変えてしまう咄嗟の判断力に、ライブバンドとしての彼らの凄みを瞬間的にかいま見て、脳天に軽く電気が走ったワタシは思わず一人、ガッツポーズ。

アンコールの1曲目は新曲。
アニメの主題歌とのことで、ポップなクラムボンの持ち歌の中でも際立ってポップなメロディを聴かせるナンバー。
次の、お待ちかね「シカゴ」では、跳ねる! 最高!
そして昨日もアンコールで演奏した「Re Folklore」で、とても綺麗な形で彼らの二日間のライブは終わった。

と思いきや、鳴り止まない拍手の中で3人が再びステージ袖から姿を現し、客先に向かって歩きながら演奏し始めたのが、去年発表されたシングル曲「ある鼓動」。
めちゃくちゃ聴きたかった曲を、最後の最後で、しかも予想外の形でやってくれて、まじでなんか泣きそうに。嬉しかった。
歩くスピードで刻む、ビートとメロディ、そして会場全体に広がる笑顔。
今年はこれで乗り切れそう。

演奏しながら客席全体を一通り歩き回った後、会場の左手の上の方にある極楽門の前に立ち、観客の方に向かって手を振って、3人は極楽門の向こう側に姿を消した。

この日のベストは「アホイ」「バイタルサイン」「シカゴ」そして何と言ってもラストの「ある鼓動」でありました。

追記
彼らの野外ライブではもはや名物となっているシャボン玉。
会場中を風で舞い散るシャボン玉の乱舞は、二日間通し、非常に美しい光景だった。


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